概要
- ドナルド・トランプ米大統領は、イランが韓国の貨物船を攻撃したと主張し、韓国に米軍作戦参加を促した。
- トランプ大統領は、ホルムズ海峡の船舶保護・護衛作戦に韓国軍が参加する必要性が高まったとして、韓国に軍艦派遣を求めた。
- 問題の船舶の被害がイランの攻撃によるものと最終確認されれば、韓国の船舶対応と米国の作戦参加要求を巡る韓国政府の判断は複雑さを増すと伝えた。
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ドナルド・トランプ米大統領は、イランが韓国の貨物船を攻撃したと主張し、米軍作戦への韓国の参加を促した。
トランプ大統領は5月4日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「イランは『解放プロジェクト』作戦に伴う船舶の移動を巡り、韓国の貨物船など無関係な国々に向けて数回発砲した」と書き込んだ。あわせて「韓国もこの作戦に加わる時が来たようだ」と訴えた。
韓国政府は、ホルムズ海峡で韓国海運大手HMMの船舶に爆発事故が起きたとみて、詳しい事実関係を確認している。トランプ大統領は、この爆発がイランの攻撃によるものだとの認識を示した。
この件を巡っては、イラン側の立場表明は出ていない。
トランプ大統領は、イランによる韓国貨物船への攻撃を受け、ホルムズ海峡の開放に向けた船舶保護・護衛作戦に韓国軍が加わる必要性が一段と高まったとの立場だ。3月14日には、韓国、中国、日本、英国、フランスの5カ国に対し、ホルムズ海峡へ軍艦を派遣するよう公に求めていた。
あわせて、イランがホルムズ海峡の封鎖を試みればエネルギー需給への影響が大きい国々は、海峡を通過する船舶の護衛作戦に参加すべきだと主張してきた。
トランプ大統領はとくに、韓国や日本などに米軍が数万人規模で駐留していると挙げ、同盟国の軍事的な負担拡大を迫った。各国が直ちに応じず慎重な姿勢を示すと、不満もにじませ、米国は「単独でも十分に強い」との考えも示した。
問題の船舶がイランの攻撃で被害を受けたと最終確認されれば、ホルムズ海峡で足止めされている韓国船舶への対応と、米国の作戦参加要請を巡る韓国政府の判断は一段と複雑になりそうだ。
トランプ大統領は、イランとの戦争を巡る貢献要請を拒んだドイツを含む欧州各国に対し、関税引き上げや在独米軍の削減などで報復に動いたこともある。韓国政府の苦慮が深まる背景の一つになっている。
米軍は5月4日、イランによるホルムズ海峡封鎖で足止めされた各国船舶を退避させるため、「解放プロジェクト」を始めた。トランプ大統領は、この過程で米軍がイランの小型船7隻を撃沈したと明らかにした。そのうえで「韓国船舶を除けば、現時点で海峡通過の過程で被害は出ていない」と書き込んだ。
キム・ソヨン 韓経ドットコム(Hankyung.com)記者 sue123@hankyung.com

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