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ドナルド・トランプ米大統領が、イランに対する強い警告を再び発した。ホルムズ海峡の支配を巡る武力衝突が再燃するなか、中東情勢が再び緊迫局面に戻ったことを映す発言といえる。
トランプ大統領は5月4日(現地時間)、FOXニュースのインタビューで、ホルムズ海峡に足止めされた商船の脱出を支援する「解放プロジェクト(プロジェクト・フリーダム、Project Freedom)」に触れ、「米国の船舶を狙おうとするなら、イラン軍は地球上から消えることになる」と語った。
トランプ大統領は4月7日にも、イランに示した交渉期限の終了を前に、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「今夜、一つの文明全体が消え、二度と元には戻らない」と投稿し、イランをけん制した。4月1日の国民向け演説では、イランへの空爆計画を明らかにしたうえで「石器時代に戻す」とも発言した。こうした発言の後、米国とイランは2週間の休戦で合意していた。
ただ、米国が「解放プロジェクト」を実施した初日の5月4日、戦闘が起き、休戦は崩壊の危機に直面した。外電によると、米国が商船のホルムズ海峡通航を促し、イランがこれを阻止する過程で、事実上の交戦に至ったもようだ。
米国は5月4日朝、海峡内にとどまる船舶の離脱を支援する解放プロジェクトに着手すると表明し、直ちに実行に移した。一方、イランは米軍の介入に反対してきた。これに先立ち、イラン革命防衛隊(IRGC)はホルムズ海峡の統制を強めたとして、航路全体をふさぐ形で統制区域を広げた新たな地図を公表していた。外国軍、とりわけ米軍が当該区域に進入したり接近を試みたりすれば、武力で阻止する構えだった。
その後、米国とイランは対峙し、対イラン作戦を管轄する米中央軍は、商船を脅かしていたイランの高速艇をアパッチヘリコプターで撃沈したと発表した。このため終戦への期待はしぼみ、戦争が拡大しかねない危険な新局面に入った。
今回の発言も、トランプ大統領がこうした情勢を意識した可能性がある。発言が過激だとの批判はあるが、同氏は姿勢を崩していない。5月4日のインタビューでは、米海軍によるイラン港湾の封鎖作戦について「これまで実施された軍事作戦の中で最も偉大なものの一つだ」と述べ、交渉ははるかに柔軟になったと主張した。
さらに、イランとの戦争は二つの展開があり得るとし、「一つは誠実な交渉を通じて合意に至る道で、もう一つは軍事作戦の再開だ」と付け加えた。
キム・ソヨン 韓経ドットコム記者 sue123@hankyung.com

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