概要
- スタンダードチャータードのSCベンチャーズが、暗号資産マーケットメーカーGSRに戦略出資した。
- 両社はトークン化を軸に、機関向けデジタル資産市場のインフラ構築と、マーケットメークを含む資本市場サービスの事業モデル強化を進める方針だ。
- スタンダードチャータードはプライムブローカレッジ、カストディー、デジタル資産ファンドなど暗号資産事業を拡大し、機関中心のエコシステム構築に注力している。
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スタンダードチャータード(Standard Chartered)のフィンテック・投資部門SCベンチャーズ(SC Ventures)は、暗号資産マーケットメーカーのGSRに戦略出資した。
5月4日にザ・ブロックが報じた。SCベンチャーズは、2013年設立のGSRにとって初の外部戦略投資家となる。出資額は公表していない。
両社は、トークン化を軸に機関向けデジタル資産市場のインフラ構築を共同で進める。GSRは、トークン発行前の戦略立案から上場後のマーケットメークまでを担う資本市場サービスの事業モデルを強化している。
今回の出資は、両社の協業拡大の延長線上にある。これに先立ち、GSRはSCベンチャーズが支援するトークン化プラットフォームのリベアラ(Libeara)にも出資し、デジタル資産の資本市場事業を広げてきた。
スタンダードチャータードは、機関向けの暗号資産プライムブローカレッジ構築を進めている。GSRとリベアラは、このインフラで中核的な役割を担うとみられる。
SCベンチャーズのアレックス・マンソン最高経営責任者(CEO)は「デジタル資産市場の次の段階はインフラ競争になる」と述べた。そのうえで「流動性と市場の安定性を支える機関中心のエコシステム構築に注力している」と語った。
一方、スタンダードチャータードは、カストディーと取引の子会社ゾディア(Zodia)を通じて暗号資産事業を拡大している。年内に2億5000万ドル規模のデジタル資産ファンドの立ち上げも検討しているという。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.





