国民年金、国内株比率が目標を10ポイント超過 コスピ急騰でリバランス難題

出典
Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

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「国内株の比率が高くなりすぎた」

250兆ウォン稼いだ国民年金の悩み

韓国株比率、目標を10ポイント超過

5月の基金運用委、リバランスの可否に注目

コスピ指数の上昇を受け、韓国の公的年金である国民年金の国内株式比率が管理目標を大きく上回った。長期の資産配分原則に従えば、国内株の比率を引き下げる局面に入ったといえる。好成績の原動力となった国内株をどう扱うかを巡り、議論が熱を帯びそうだ。

5月7日に政府関係者が明らかにしたところによると、国民年金の国内株式比率は4月末時点で25%を超えた。2026年の目標比率である14.9%を10ポイント以上上回った。半導体株中心のコスピ指数上昇に加え、1月に国民年金基金運用委員会が資産再調整(リバランス)の猶予を決めたことが重なったためだ。国民年金は2026年に入って約250兆ウォン(約27兆2000億円)を稼ぎ、基金規模は1700兆ウォン(約184兆7000億円)を超えた。

問題は、国内株への偏りが短期間で過度に強まったことだ。世界の株式市場の代表的なベンチマークであるMSCI全世界株指数(ACWI)に占める韓国株の比率は1.5〜1.8%にとどまる。韓国株式市場が業績改善や株主還元の拡大を背景に見直されていることを踏まえても、国民年金の国内株式比率はこれを大きく上回る。

超大型年金基金の運用で基本となるのはリバランスだ。市場が過熱した局面では値上がりした資産を一部減らし、下落局面では買い戻す。長期収益率とポートフォリオの安定性を確保するためである。足元のように国内株式比率が目標を大きく上回る局面では、原則として超過分を減らすのが自然だ。売却を先送りすれば、特定資産への偏りと価格変動リスクを抱え込むことになる。

国民年金は2021年にも、個人投資家の国内株ブームと政界の圧力を受け、国内株のリバランス規定を調整した。戦略的資産配分(SAA)の許容範囲を従来の±2ポイントから±3ポイントに広げ、国内株をより長く保有できるようにした。名目上は市場への衝撃を和らげるためだったが、結果として上昇局面での売却負担を軽くした。ただ、世界的な金融引き締めが本格化した2022年には国内株式の収益率がマイナス22.76%に急落し、基金全体の収益率もマイナス8.22%まで落ち込んだ。高値圏で十分に利益を確定できなかったうえ、下落局面で買い増すための現金余力も限られたとの指摘があった。

業界では、5月に開く基金運用委員会が国民年金の資産配分の分岐点になるとみる。基金運用委は毎年5月、中期資産配分案を通じて今後5年間の資産群別の目標比率と運用方針を定める。投資業界関係者は「基金運用委の決定は、今後の韓国有価証券市場の需給にも小さくない影響を及ぼす」と語った。

ミン・ギョンジン記者

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