概要
- バーンスタインは、コインベースの投資判断を市場平均を上回る(outperform)で維持し、目標株価330ドルと71%%の上値余地を示した。
- コインベースの1〜3月期は売上高14億1000万ドル、現物取引高2020億ドルと市場予想を下回ったが、デリバティブ・予測市場・決済インフラへと収益源が広がっているとした。
- コインベースの暗号資産取引市場シェアは過去最高を更新した。個人・機関向けを合わせたデリバティブ事業の年間売上高は計4億5000万ドルに達しており、米国の暗号資産市場構造法案(CLARITY法)やビットコイン戦略準備金を巡る動きも追加の上昇材料になるとした。
期間別予測トレンドレポート



米投資銀行バーンスタインは、コインベースの目標株価を330ドルに据え置いた。
ザ・ブロックが5月8日に報じた。バーンスタインは同日公表したリポートで、コインベースの投資判断を「市場平均を上回る(outperform)」で維持し、目標株価も330ドルに据え置いた。前日の終値192.96ドルと比べると、約71%の上昇余地がある。
バーンスタインは、コインベースの「総合取引所」戦略が成果を上げていると分析した。2026年1〜3月期決算は市場予想を下回ったものの、従来の現物取引中心の事業構造から、デリバティブや予測市場、決済インフラへと収益源が広がっていると説明した。
コインベースはこれに先立ち、2026年1〜3月期の売上高が14億1000万ドルだったと発表した。市場予想を約5%下回った。1〜3月期の現物取引高は2020億ドルで、前四半期比約25%減った。
バーンスタインが注目したのは市場シェアだ。コインベースは現物とデリバティブの両方で成長し、暗号資産取引市場でのシェアが過去最高を更新したと指摘した。
新規事業の伸びも目標株価を支える根拠に挙げた。バーンスタインによると、コインベースの個人向けデリバティブ事業の年間売上高はすでに2億ドルを超えた。デリビットの買収で確保した機関向けデリバティブ事業の年間売上高も2億5000万ドルを上回った。
バーンスタインは、市場がコインベースや暗号資産業界を巡る追加の材料をなお織り込んでいないとみている。特に、米暗号資産市場構造法案(CLARITY法)の進展の可能性や、ホワイトハウス高官によるビットコイン(BTC)の戦略準備金に関する公式発表の可能性が、今後の上昇材料になり得ると分析した。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul





