概要
- スイス国立銀行のビットコイン(BTC)保有を義務づける国民投票の動きは、署名集めに失敗し、事実上頓挫した。
- 憲法改正を通じてビットコインを金や外貨準備と並ぶ準備資産に加えることを目指したキャンペーンは、署名が約5万人にとどまり、必要な10万人に届かなかった。
- スイス国立銀行は、価格変動性の大きさと市場の流動性不足を理由に、暗号資産の準備資産組み入れに否定的な立場を維持してきた。
期間別予測トレンドレポート



スイス国立銀行(SNB)にビットコイン(BTC)の保有を義務づける国民投票の実現が、事実上頓挫した。
ロイター通信が5月8日に報じた。ビットコイン・イニシアチブ(Bitcoin Initiative)は、ビットコインの準備資産化を巡る国民投票の発議に必要な署名を確保できず、キャンペーンを中止する計画だ。
スイス当局は最近、憲法改正を問う国民投票の要件を満たすため、同キャンペーンに18カ月の期間を与えていた。柱は、スイス国立銀行が金や外貨準備に加え、ビットコインも準備資産として保有するよう憲法を改正することにあった。
だが、締め切りまで数週間を残した時点で集まった署名は約5万人にとどまった。スイスの現行法では、国民投票の発議に10万人の署名が必要となる。
スイス国立銀行はこれまで、暗号資産を準備資産に組み入れることに否定的な立場を維持してきた。価格変動が大きく、市場の流動性も不十分だとみているためだ。
一方、スイス国立銀行は、ビットコイン・イニシアチブ側の国民投票発議計画の頓挫について、コメントしていない。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul





