ザッカーバーグも動いた…メタ超知能研究所、AI人材の“ブラックホール”

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • Metaが最近設立した超知能研究所世界トップクラスのAI人材を多数採用したと伝えられた。
  • Metaは700億ドル超を超知能研究所に投資予定で、OpenAIやGoogleとの競争優位を目指していると明らかにした。
  • ザッカーバーグCEO自らAI人材獲得に動いており、グローバルなAI競争で打開策を図る戦略だと報じられている。

‘AI人材を獲得せよ’激しい争奪戦

オープンAI・SSI出身など次々に採用

最近トップレベルの研究員11名が合流


競合他社研究員の論文までチェック

ザッカーバーグが数百人に連絡との報道


超知能研究所がAI開発を総括

700億ドル以上投資計画

グーグル・オープンAIと競争優位を目指す

メタが最近設立した超知能研究所に、世界的な人工知能(AI)研究者が相次いで合流している。サム・アルトマン オープンAI最高経営責任者(CEO)が「メタがオープンAI社員に高額を提示して転職を持ちかけたが、誰も会社を離れなかった」と発言してから約1週間後のことだ。メタは主要モデル開発で中心的な役割を担った中国出身のオープンAI研究員も追加で確保した。Safe Superintelligence(SSI)の共同創業者までも迎え入れた。メタのCEOマーク・ザッカーバーグが直接人材に接触し、採用を打診しているとされる。

◇メタの“AI人材ハンティング”

ザッカーバーグも自ら動いた…メタ超知能研究所、AI人材の“ブラックホール”6日付けでThe Informationによると、Metaは最近、趙聖者、任洪宇、魏嘉輝、畢蘇超など中国の大学を卒業したオープンAI研究員4名を採用した。趙聖者と任洪宇は「o1-mini」と「o3-mini」の開発で重要な役割を果たした人物である。最近、The Wall Street Journal(WSJ)は、MetaがオープンAIスイス・チューリッヒオフィスで働いていた研究員3名を含む4名を採用したと報じていたが、それに加え新たなオープンAI人材がMeta入りしたことが数日内に判明した。

Metaによる人材引き抜きに対し、アルトマンCEOは、Metaが自社スタッフに転職すれば最高1億ドル(約1,368億円)のボーナスを提示していたとし「馬鹿げている」と公然と批判した。Meta側はアルトマンCEOの発言を否定したが、オープンAI出身研究員のMeta移籍は続いている。オープンAIスイスオフィスからMetaに移ったスタッフは、以前はGoogle DeepMindにも在籍していたことが知られている。ここ数週間でMetaの超知能研究所に合流したトップAI研究者は11人を超えるとみられる。

Bloombergによれば、元SSI CEO兼共同創業者ダニエル・グロスもMetaが新設した超知能研究所に合流し、AI製品開発を担っている。

グロスはオープンAI共同創業者イリヤ・スツケバーと共に昨年AIスタートアップSSIを設立した人物で、先月29日にSSIを離れた。スツケバーはレヴィ新社長とともにSSIの新しいCEOに就任した。ザッカーバーグCEOは一時SSIの買収まで試みたが、スツケバーの拒否で頓挫したと伝えられている。その後、ザッカーバーグCEOはグロスの超知能研究所への採用に転じた。

ザッカーバーグCEOはオープンAIなど主要な競合他社研究者の論文を調べ、直接リクルート候補を探している。候補リストにはUCバークレーやカーネギーメロン大学など名門大学で博士号を取得した人材も含まれているとされる。ザッカーバーグCEOが個別にメールしたり接触した研究員は数百人規模だとみられる。

◇AI競争の構図が変わるか

MetaはかつてオープンソースAIモデル競争を牽引し、AI業界でリーダー的地位を得ていたが、今年発表した最新AIモデルが相対的に注目されず壁にぶつかっている。今年4月に発表した大規模言語モデル(LLM)「Llama 4」も市場の期待に応えられなかった。このような中、メタが新たに立ち上げた超知能研究所は、メタの基礎AI研究チーム、Llamaモデル開発チーム、AI製品チームを総括する予定だ。Metaは700億ドル(約9.5兆円)超を超知能研究所に投入する計画だ。ザッカーバーグCEOは最近、データラベリングスタートアップScale AIの株式49%を143億ドルで買い取り、注目を集めた。これにより創業者兼CEOのアレクサンダー・ワンを合流させた。

Metaが超知能構築という大型プロジェクトに戦略転換し、グローバルなAI競争に打開策を見出そうとしていると分析されている。Bloombergは「ザッカーバーグCEOはオープンAIやGoogleなど競合とAI競争で優位に立つべくトップ人材獲得を積極的に進めてきた」とし、「自宅で採用候補者をもてなし、リクルートに注力した」と述べた。

記者:Ko Eun-yi koko@hankyung.com

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