米関税デッドラインが迫る中…プーチン氏、長距離空爆停止を検討

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • ロシアが米国の第2次制裁を回避するために長距離空爆停止など「空中休戦」提案を検討中と伝えられた。
  • 米国はロシアがウクライナと停戦しなければ追加関税およびロシア産原油輸入国に100%の関税課すと警告した。
  • ロイター通信などは、米国の制裁が実際には原油価格高騰などの逆効果を招く可能性があり、ロシアのシャドーフリートなど原油輸出遮断が投資家にとって重要な要因と評価した。

米国によるセカンダリ制裁交渉期限が目前

ロシア、ドローンなど「空中休戦」を提案か

ドナルド・トランプ米大統領がロシアに予告していた第2次制裁の期限が迫る中、両国はウクライナ戦争を巡る最終交渉に入った。ロシアは戦争終結には同意しないが、長距離空爆の停止を提案する見通しだという。

6日、ブルームバーグ通信は情報筋の話として、ロシアのクレムリン(大統領府)が米国によるセカンダリ制裁を回避するための交渉カードを検討していると伝えた。ウクライナに対するドローン・ミサイル空爆を限定的に停止する「空中休戦」などが有力視されている。

空中休戦の提案は、スティーブ・ウィットコフ中東特使のロシア訪問の日程に合わせて協議された。ウィットコフ特使はこの日モスクワに到着し、ロシア指導部と会談する予定だ。これに先立ち、トランプ大統領はロシアに対し8日までにウクライナと停戦しなければ追加関税を課し、ロシア産原油の輸入国にも100%の関税を科すと警告していた。

今回の交渉で停戦合意に至る可能性は低いとの見方が支配的だ。ウラジーミル・プーチン露大統領はウクライナとの全面停戦には応じない方針だ。米国が送った「最後通牒」の実効性は低いとの判断からだ。ロイター通信は情報筋の話として、「米国の指示により中国などがロシア産原油の購入を停止する可能性は小さい」とし、「この措置は原油価格を押し上げる逆効果を招く恐れがある」と報じた。

一方、米国はロシアの原油密輸に使われる、いわゆる「シャドーフリート」への追加制裁も検討している。これまでロシアはウクライナ戦争勃発以降、西側制裁を回避するため老朽タンカーなどを利用したシャドーフリートで原油を輸出してきた。

過去、ジョー・バイデン前政権下ではタンカー213隻が制裁対象だったが、トランプ大統領が再登板後は追加指定はなかった。フィナンシャル・タイムズ(FT)は「シャドーフリートを標的にすることはロシアの状況をさらに困難にする直接的な方法だ」と評価した。

トランプ大統領は前日のCNBCインタビューで、「原油価格がさらに下がれば、プーチン大統領はこれ以上人を殺さなくなるだろう」と述べた。

ハン・ミョンヒョン記者 wise@hankyung.com

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