マイロン新任Fed理事「関税はインフレを引き起こさない」

出典
Korea Economic Daily

概要

  • スティーブン・マイロン新任Fed理事は関税による実質的なインフレが現れていないと明らかにした。
  • マイロン理事は米国内の輸入品価格が他の品目よりも速く上昇しておらず、関税がインフレを引き起こすという証拠はないと述べた。
  • また彼は年末の基準金利が2.75~3.00%程度で年内に1.25%ポイントの追加利下げを予想すると明らかにした。

マイロン新任Fed理事、CNBCの番組に出演し

「インフレは他国と比較して傾向の差がない」

ドナルド・トランプ米大統領の側近とされるスティーブン・マイロン新任米中央銀行(Fed)理事が「関税による実質的なインフレは見られない」と主張した。

マイロン理事は19日(現地時間)にCNBCの番組に出演し、連邦公開市場委員会(FOMC)が先の17日の金利決定の際に '0.5%ポイントの利下げが必要だ' という反対意見を出したことに関してこのように述べた。

彼は「コア商品物価のうち輸入品の比重が高い品目の価格は全体の品目の価格よりも速く上昇していなかった」とし、「関税がより高いインフレを引き起こすならば輸入品の価格がより速いペースで上がるはずだ」と説明した。

マイロン理事は「関税が米国で実質的なインフレを引き起こすならば他国と比較して米国に顕著な証拠が現れるはずだが、識別できる傾向の差はない」と指摘した。

また彼はトランプ政権の移民政策により移民が純減に転じることでインフレを鈍化させるディスインフレーション要因として作用すると見ている。

マイロン理事は、自身が先に公表されたFedの経済見通し(SEP)の金利見通しドットプロットで今年年末の基準金利水準を2.75∼3.00%と予想した委員だったと認めた。これは現水準と比較して年内に1.25%ポイントの追加利下げを予想したことになる。

マイロン理事はこれについて「22日中に(反対意見に関する)私の経済的見解を完全に説明し、その背景にある経済学の理論・数学を詳しく説明する予定だ」と述べた。

FOMC会議で反対意見を示した委員は慣例的に自身の個別見解を含む立場表明を公表する。16日に就任したマイロン理事はホワイトハウス国家経済会議(CEA)委員長を務め、トランプ政権の関税政策を設計したと評価されている。

キム・デヨン ハンギョン.com記者 kdy@hankyung.com

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