概要
- 米連邦政府のシャットダウンによりホワイトハウスが連邦公務員の解雇手続きに着手したと伝えた。
- 暫定予算案の処理が何度も頓挫し、公務員の給与支払いにも支障が出ていると伝えた。
- シャットダウンの長期化で米国内の政治・行政の不確実性が高まっていると伝えた。
トランプ「数日内に大規模解雇を発表する」
『オバマケア』などの政治的対立が行政麻痺を招く

米連邦政府の一部機能が停止する『シャットダウン(業務一時停止)』が10日目(現地時間)に入る中、ホワイトハウスが連邦公務員の解雇手続きに着手した。
シャットダウンの原因である暫定予算案の処理を巡り共和党と民主党が対立する中、ドナルド・トランプ大統領が『公務員解雇』をてこに民主党を圧迫しようとする戦略だという分析が出ている。
ラッセル・ヴォート 行政管理予算局(OMB)局長はこの日、自身のX(旧トゥイッター)アカウントを通じて「人員削減(RIF·Reduction in Force)が始まった」と明らかにした。
ホワイトハウスはシャットダウン前から、行政の政策優先順位に該当しない省庁を中心に人員削減を実行する方針を予告していた。シャットダウンが長期化する兆しを見せたため、実際に人員削減を実施した形だ。ただし具体的な規模は公表していない。
トランプ大統領はホワイトハウスで記者団の質問に「(解雇の)数は数日内に発表するが、かなり多いだろう」と述べ、「全部民主党のせいだ」と語った。
すでに解雇通知を受けた連邦公務員も続出している。保健福祉省の報道官は「民主党主導の政府シャットダウンの直接的な結果として、保健福祉省内の複数の部局の職員が削減(RIF)通知を受けた」とロイター通信に述べたと報じられた。
同報道官は「削減通知を受けた職員は各部局で非必須人員と分類された者たちだ」とし、「保健福祉省は『アメリカを再び健康にする』というトランプ政権の目標に反する部局を含め、無駄または重複した組織を引き続き閉鎖している」と説明した。
教育省も一部職員を解雇対象に指定したと明らかにした。
これに対し民主党のチャック・シューマー 上院院内総務はXで「ラッセル・ヴォートがちょうどツイートで数千人のアメリカ国民を解雇した」とし、「トランプとヴォートはこんなことをする必要はなかった。彼らは望んでやったのだ」と批判した。
彼はまた「彼らは我が国を守り、食品を検査し、災害時に対応してきた職員たちを解雇する冷酷な選択をした」と述べ、「これは故意の混乱だ」と指摘した。
共和党内からも批判が出た。共和党内の中道派、スーザン・コリンズ(メイン)上院歳出委員長は「一時的休職状態にある連邦職員を恒久的に解雇しようとする試みに強く反対する」と声明を出したと政治専門誌ポリティコが伝えた。
現在、米議会では『オバマケア』の補助金延長を巡り両党の立場が対立し、暫定予算案の処理が何度も頓挫している。暫定予算案は今月1日に始まった2026会計年度の本予算を通過させる前に、政府運営のための短期予算案だ。
シャットダウンが長引く中、公務員の給与支払いにも支障が出ている。
共和党のマイク・ジョンソン 下院議長は記者会見で「民主党が頑として抵抗し、軍人など公務員の給与未払い事態に気を配っていない」と述べ、「これにより130万人の現役軍人が10月15日に給与を受け取れないだろう」と警告した。
ユ・ジヒ ハンギョンドットコム記者 keephee@hankyung.com

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