概要
- 米国の中央銀行(FRB)が2回連続で基準金利の引き下げを行い、来る12月に量的引き締め終了を発表したと伝えた。
- ジェローム・パウエル議長が12月の利下げの可能性に線を引いたためニューヨーク株式はまちまちで取引を終えたと報じた。
- エヌビディアが時価総額5兆ドルを初めて突破し、ハイテク株が強さを示したと伝えた。

◆ 意見が分かれたFRB、2回連続の利下げ…12月に量的引き締め終了
米国の中央銀行(FRB)は29日(現地時間)政策金利を0.25%ポイント(p)引き下げました。先月に0.25%ポイント引き下げたのに続き、1か月ぶりに2回連続で利下げを実施したものです。FRBはこの日、連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を従来の4.00∼4.25%から3.75∼4.00%に引き下げると決定したと発表しました。FRBはFOMCの声明で「今年に入って雇用の増加ペースは鈍化し、失業率はやや上昇したが8月まで低い水準を維持した」とし「より最近の指標もこの流れと一致している」と述べました。FRBはこれとともに2022年6月に再開した量的引き締め(QT・バランスシート縮小)を12月1日から終了すると発表しました。量的引き締めはFRBが保有する債券を売却するか満期後に再投資しない形で市場の流動性を吸収する方式を指します。これは最近市場で短期の流動性が低下する兆しが出たことに対する措置と見られます。
◆ ニューヨーク株式、パウエルのタカ派的なけん制で『動揺』…まちまちで取引終了
ニューヨーク株式市場の主要3指数はまちまちで取引を終えました。ジェローム・パウエルFRB議長が12月の利下げの可能性に一線を画したことで失望売りが市場を揺さぶりました。ただしエヌビディアが人工知能(AI)関連の期待から時価総額5兆ドルを史上初めて突破したことで、ハイテク株は強含みで持ちこたえました。29日(米東部時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウ工業株30種平均は前日比74.37ポイント(0.16%)安の47,632.00で取引を終えました。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は前日比0.30ポイント(0.00%)安の6,890.59、ナスダック総合指数は130.98ポイント(0.55%)高の23,958.47で取引を終えました。FRBはこの日終了したFOMC定例会合で予想どおり政策金利を25bp引き下げました。これによりFRBのフェデラルファンド金利の目標レンジは3.75〜4.00%となりました。ただしエヌビディアが史上初めて時価総額5兆ドルを突破したことでハイテク株の楽観論が株式市場を支えました。エヌビディアは前日比3.05%上昇し207.16ドルで取引を終え、終値ベースでも時価総額が5兆ドルを超えました。
◆ トランプが去り習近平が来る…連日『超緊張モード』
ドナルド・トランプ米大統領が1泊2日の慶州日程を終えて去ると、習近平中国国家主席が慶州を訪れます。主要国賓が相次いで訪韓するため慶州では強化された警備・護衛体制が続き、連日超緊張モードとなっています。習主席は30日午前に金海国際空港に到着し、釜山でトランプ大統領と首脳会談を行います。トランプ大統領は前日の29日に入国し、李在明大統領との韓米首脳会談など1泊2日の日程をこなし、この日午前に習主席と首脳会談を行う場所へ移動します。習主席はトランプ大統領との首脳会談が終わると直ちに慶州へ向かいます。護衛上の具体的な動線や日程は公開されていません。習主席は31日にAPEC首脳会議と晩餐会などAPEC日程に参加し、11月1日には李在明大統領と韓中首脳会談を行います。また滞在期間中に韓中の企業人や政府関係者と会う場も設けられる見通しです。
◆ 尹氏、今日内乱裁判に約4か月ぶりに出廷…証人の郭鍾根と応酬か
内乱首謀の容疑で裁判を受けている尹錫悦前大統領が約4か月ぶりに内乱裁判に直接出廷します。30日、法曹界によればソウル中央地裁刑事合意25部(チ・グィヨン部長判事)はこの日、尹前大統領の内乱首謀・職権乱用による権利行使妨害の罪の続行公判を開きます。この日の裁判には郭鍾根前陸軍特殊戦司令官が証人として出廷します。郭前司令官はこれまで国会や憲法裁判所の尹前大統領の弾劾審判などで、非常戒厳当時に尹前大統領から「国会で議員たちを引きずり出せ」という趣旨の指示を受けたと証言していました。尹前大統領は7月10日に再拘束されて以降、内乱裁判を16回連続で欠席していましたが、自分に不利な証言をした郭前司令官が証人として出廷するため直接法廷に出て反論する方を選んだとみられます。尹前大統領が法廷で発言の機会を得て郭前司令官に対する尋問を直接行う可能性もあります。
◆ 李大統領、今日慶州で日本総理と会談の見通し
李在明大統領と高市早苗新内閣総理大臣との初の韓日首脳会談が30日、APEC首脳会議開催地の慶尚北道慶州で行われる見通しです。李大統領は日本を2泊3日の日程で訪問する高市総理とこの日現地で会談する方向で調整していると伝えられています。両首脳が会えば高市総理の就任後初の会談となります。今回の会談は李大統領が石破茂前総理とのシャトル外交を早期に復元して示した日韓首脳間の『ケミストリー』を、右派傾向とされる高市総理とも続けられるかが焦点とされています。高市総理は強硬保守の傾向があると伝えられていますが、就任後は日韓協力を重視する姿勢を見せています。特に高市総理はこれまで太平洋戦争のA級戦犯が合祀された靖国神社を定期的に参拝してきましたが、最近の秋の例大祭期間には韓国・中国との関係など外交的側面を考慮して参拝を見送ったと伝えられています。
◆ 登録者100万人のユーチューバーに対する殺人未遂容疑で一味を拘束…「逃亡のおそれ」
仁川のマンション地下駐車場で有名ユーチューバーを拉致して殺害しようとした一味が警察に拘束されました。仁川延寿警察署は30日、殺人未遂や共同監禁などの容疑でA氏ら20〜30代の男性2人を拘束しました。ユ・アラム仁川地裁令状担当部長判事は前日午後、A氏らの勾留前の被疑者尋問(令状実体審査)を行った後「逃亡のおそれがある」として拘束令状を発付しました。A氏らは先月26日午後10時40分ごろ、仁川市延寿区松島洞のあるマンション地下駐車場で30代男性ユーチューバーB氏を車に拉致し、鈍器で何度も殴って殺害しようとした疑いを受けています。彼らは金を与えると言ってB氏を彼が住むマンションの駐車場に呼び出し、車に乗せて約200㎞離れた忠南・錦山郡へ移動したとみられています。警察はB氏の通報を受けて車両を追跡し、4時間後に忠南でA氏らを現行犯逮捕しました。
◆ 全国で大きな日較差…日中の最高気温は17〜21度の見込み
木曜日の30日は朝の気温が10度を下回り寒い一方、日中は20度前後まで上がる見込みです。気象庁はこの日、中部地方はおおむね晴れ、南部地方と済州島は時々曇りで午後から全国的に次第に曇ると予報しています。朝の最低気温は2〜11度、日中の最高気温は17〜21度で平年(最低2〜12度、最高16〜20度)とほぼ同じです。内陸を中心に昼夜の気温差が15度前後と大きくなるため健康管理に注意が必要です。中部内陸と慶尚北道内陸を中心に霜が降りたり氷が張るところもあります。午前中は中部内陸と慶尚北道内陸で濃い霧のかかる所があります。微細粉じん(PM)の濃度は全域で「良」〜「普通」と予想されます。
チャ・ウンジ 韓経ドットコム記者 chachacha@hankyung.com

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