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パウエルの「サプライズ・ハト派」発言で主要指標がそろって堅調…オラクルが『揺らぐ』 [ニューヨーク株式市場ブリーフィング]

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 米FRBの基準金利引き下げとパウエル議長のハト派発言を受け、ニューヨーク株式市場の主要指数がそろって上昇したと伝えた。
  • パウエル議長は現在の政策金利が中立金利の上端にあると述べ、追加の利下げの可能性を示唆したが、来年の利下げ回数については不確実性が大きいと述べた。
  • 利下げ期待で金融株が強含みとなった一方、オラクルは市場予想を下回る業績のため時間外取引で株価が急落したと伝えた。
写真=シャッターストック
写真=シャッターストック

ニューヨーク株式市場は、米国の基準金利引き下げとジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(Fed)議長の「ハト派」(金融緩和志向)発言を受けて、軒並み堅調となった。

現地時間10日、ニューヨーク証券取引所でダウ・ジョーンズ工業株30種平均は前営業日比497.46ポイント(1.05%)高の48,057.75で取引を終えた。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は46.17ポイント(0.67%)上昇の6,886.68、ナスダック総合指数は77.67ポイント(0.33%)高の23,654.16で取引を終えた。S&P500指数は取引中に史上最高値を更新する場面もあった。

米連邦準備制度理事会(Fed)は現地時間9日からの2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)会合後に発表した声明で、基準金利を3.50~3.75%に0.25%ポイント引き下げると発表した。これで3会連続の25bp(1bp=0.01%ポイント)利下げとなった。

投票権を持つ委員12名のうち9名が賛成し、3名が異議を唱えた。

パウエル議長は「FOMC委員の誰も次に利上げが来るという見通しを基本的には持っていないと考えている」と述べ、利上げの可能性を一蹴した。

また現在の政策金利水準について「今は中立金利のレンジ内で、その中でも上端にあると考えている」と述べ、追加利下げの余地を残した。

ただしドットプロットでは、来年と再来年の利下げ回数はそれぞれ0.25%ポイントが1回だけとなっている。年末の予想値と現在の金利を考えると来年も0.25%ポイントの利下げが1回可能と見られるが、FOMC委員間の意見の相違が大きく、来年の利下げの可否やその程度の予測は難しいという評価もある。

ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、中立金利は経済を刺激もしないし、経済への負担もしない、FRBが目指す水準の金利を意味するため、この発言は来年の利下げを確約するものではないと解釈され得ると評した。

米国債利回りはやや下落した。グローバル債券利回りのベンチマークである10年物米国債利回りは4.17%、金融政策に敏感な2年物米国債利回りは3.60%で、前営業日比それぞれ1bp低下した。

銘柄別では、利下げ期待から金融株が強含みとなった。JPモルガン・チェースは3.19%上昇し、アメックスも3.20%高となった。ゴールドマン・サックスは1.44%上昇した。

オラクルは通常取引で0.67%上昇したが、第3四半期の売上が市場予想を下回ったため時間外取引で株価が6%超下落している。

ネットフリックスはワーナー・ブラザースの買収に失敗する可能性への懸念から4.14%下落した。ワーナー・ブラザースはパラマウント・スカイダンスが敵対的買収に乗り出した影響でこの日も4.49%上昇した。パラマウントが提示した公開買付価格30ドルに迫った。

ノ・ジョンドン ハンギョン・ドットコム記者 dong2@hankyung.com

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