予想より稼げず、支出は増加…ウォール街の「問題児」になったオラクル

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • オラクルはクラウドおよびAI分野に大規模な投資を行ったが、売上と利益の増加速度が市場の期待に達しなかったと報じられた。
  • 第2四半期の資本支出が予想より約50%増え、フリーキャッシュフローが100億ドルの赤字を記録し、負債増加と信用格付け低下の懸念が高まったと伝えられた。
  • 決算発表後にオラクルの株価が11.53%急落するなど、投資家は資金調達計画とクラウド事業の成長の不確実性を強く懸念している雰囲気だと報じられた。
写真=シャッターストック
写真=シャッターストック

AIクラウド企業オラクルが再び「AIバブル」論争の中心に立った。昨年より改善した四半期決算を発表したにもかかわらず、多大な投資負担の懸念を和らげるほどの速い利益増加を示せなかったという分析が出ている。

クラウド成長『期待以下』

オラクルは10日(現地時間)取引終了後に行われた第2四半期決算で、2026会計年度第2四半期(9〜11月)に売上高160億6000万ドル、調整営業利益67億2000万ドルを記録したと発表した。両数値とも昨年同期間比でそれぞれ14%、10%急増したが、市場予想は1%前後を下回った。

成長を牽引するクラウド事業も予想内の実績を報告した。オラクルクラウド部門の売上は前年同期比34%増の79億8000万ドルを記録した。このうち演算用データセンターを提供するクラウドインフラ事業の売上が68%急増した40億8000万ドルを寄与した。

1株当たり利益は前年同期比53.7%増の2.26ドルで市場予想(1.64ドル)を大きく上回った。昨年3月にソフトバンクグループに売却した半導体設計企業アンペアの売却代金が今四半期に処理され、大規模な一時的利益が発生した。

オラクルは世界で初めて商用データベースプログラムを販売したB2Bソフトウェア業界の巨人だ。しかしアマゾンとマイクロソフトがクラウド事業を通じて急成長する一方、市場の流れから遠ざかっていたとの評価を受けてきた。

そこでオラクルは昨年からAIクラウド企業への転身を宣言し、大規模投資に乗り出した。市場を独占するレベルで占有している自社のデータベースプログラムと最新のグラフィックス演算装置(GPU)を搭載したデータセンターをクラウド商品として販売し、相乗効果を狙う構想だ。

負債が膨らむ一方で売上は『のろのろ』

専門家らはオラクルの計画が現時点では「半分の成功」にとどまっていると懸念した。クラウド売上は会社側の予想(ガイダンス)を上回り順調だが、GPUとメモリ価格の上昇でデータセンター建設コストも想定を超えたためだ。第2四半期の資本支出は120億ドルで、市場予想の82億5000万ドルを約50%上回った。フリーキャッシュフローも100億ドルの赤字を記録した。

オラクルが費用および負債の管理に失敗したという指摘も出た。格付けはBBBに下がり投資適格の最下層に達し、5年物クレジットデフォルトスワップ(CDS)プレミアムは1.246%ポイントとなった。決算発表でも今会計年度の資本支出見通しを350億ドルから500億ドルに引き上げると発表した。

モルガン・スタンレーのアナリスト、リンジー・タイラーは「オラクルの総負債が3年で2900億ドルまで膨らむ可能性がある」とし、「より明確な資金調達計画を示さなければCDSプレミアムは2%ポイントまで上昇し得る」と警告した。

経営陣が『成長の保証小切手』として掲げる契約残高が特定の顧客に偏っており、売上につながる速度が遅い点も指摘されている。第2四半期末時点でオラクルの契約残高は5230億ドルだ。昨年9月にOpenAIと結んだ3000億ドルが過半を占めるが、売上は2027年から発生する。

エバコアのアナリスト、カーク・マットンは「9月と現在とで株式市場がOpenAIの競争力を見ている目は完全に変わった」と述べ、「市場はオラクルが再来年にOpenAI由来の需要が予想より低調でも円滑に対処できるかを懸念している雰囲気だ」と伝えた。

オラクル財務担当副社長のダグ・ケリングは「社債の発行や銀行融資など多様な資金調達手段があり、半導体を購入する代わりにリースしたり、顧客自身が直接データセンターに設置する方法もある」とし、「市場の想定よりずっと少ない資金を借り入れても(データセンター拡大は)可能だ」と強調した。ケリング副社長は「格付けが投資適格を維持できるよう努力する」と付け加えた。

決算発表後の時間外取引でオラクル株は11.53%急落し197.3ドルで取引を終えた。

チョン・ボムジン記者 forward@hankyung.com

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