概要
- 米国の政策金利引き下げで韓米の金利差が縮小したにもかかわらず、ウォン・ドル為替レートは上昇したと分析された。
- ドル買いが続き、為替下落圧力が制限されたと市場は判断した。
- 韓国銀行の金利据え置き方針が来年上半期まで続く可能性があるとの見方が示された。
韓国銀行、金利据え置きが長期化しそう

米国中央銀行(Fed)の政策金利の引き下げで韓米の金利差が縮まった11日、ウォン・ドル為替レートはかえって上昇した。金利差による為替上昇圧力は低下したが、ドル買い需要が依然として多いためと分析された。
11日、韓国銀行によるとFRBが10日(現地時間)に政策金利を年3.50~3.75%で0.25%ポイント引き下げたことで、韓国(年2.50%)との金利差は1.25%ポイント(米国金利上限基準)に縮小した。昨年5月以降最大の開き(2.00%ポイント)まで拡大していた米国との政策金利の逆転幅が縮小したことで資本流出圧力が減少した。米国市場で得られる利回りが相対的に減ったためだ。

この日、ソウル外国為替市場ではウォン・ドル為替レートはむしろ上昇(ウォン安)した。前日より2ウォン60チョン上昇の1473ウォンで週の取引を終えた。午前は金利差縮小の影響などで5ウォン90チョン下落の1464ウォン50チョンで始まったが、午前10時ごろアジア市場が開くと上昇に転じた。最近の為替を底値と見なしたドル買いが原因だと市場は分析した。
イ・チャンヨン 韓国銀行総裁はこの日午後、記者団と会った席で「FRBの決定とジェローム・パウエル議長の記者会見などはすべて予想した内容だった」と述べた。米国の利下げにもかかわらず為替が下がらなかった理由については「来年の(政策金利)見通しが織り込まれたようだ」とし、「FRBの議長がどうなるかが重要だ」と語った。パク・ジョンウ 副総裁補はこの日午前、FOMC関連の市場状況点検会議を開き「FRBの金融政策の方針は慎重になるだろう」と見通した。
韓国銀行の金融政策も昨年5月から続く据え置き方針が当分続く見込みだ。高水準の為替と不動産価格の上昇傾向が続いており、金利を下げるのは容易ではない状況とみられる。市場では少なくとも来年上半期まで金利据え置きが長期化すると見ている。
カン・ジンギュ 記者 josep@hankyung.com

Korea Economic Daily
hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.



