概要
- オラクルの過剰投資懸念でオラクル株が11%急落し、AIバブル論が再浮上したと伝えた。
- 投資家がハイテク株から離れ、優良株と景気敏感株へ買いを移したと伝えた。
- 米連邦準備制度の政策金利引き下げ期待と一部ハイテク株の押し目買いが、株式市場のまちまちの動きに影響したと伝えた。
『過剰投資』懸念でオラクル、11%急落
AIバブル論再浮上でハイテク株の投資心理が弱まる
優良株・景気敏感株に買いが移動

オラクルが引き起こした『人工知能(AI)バブル論』により、ニューヨーク株式市場の主要3指数はまちまちで取引を終えた。市場の懸念が大きいハイテク株よりも金融・資本財を中心に買いが集まった。
11日(現地時間)のニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウ工業株30種平均は前日比646.26ポイント(1.34%)高の48,704.01で史上最高値で取引を終えた。スタンダード&プアーズ(S&P)500指数は14.32ポイント(0.21%)高の6,901.00、ハイテク株中心のナスダック総合指数は60.30ポイント(0.26%)安の22,593.86でそれぞれ取引を終えた。
市場は序盤、オラクルの大規模投資への懸念で下押し圧力を受けた。オラクルは前日取引終了直後に、2026会計年度の資本支出が500億ドル(500億ドル)で従来見通しより150億ドル増やしたと発表した。
過剰投資への懸念が高まり、オラクルの債務不履行リスクを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)プレミアムは2009年以降の最高値を付けた。オラクルは取引中に16.49%暴落し、ナスダックは一時1.46%まで押し下げられた。AIと半導体関連株で構成されるフィラデルフィア半導体株指数も一時3.27%急落した。
パンミュア・リベリアムのストラテジスト、スサナ・クルーズは「市場は今やAI投資拡大に対して非常に敏感に反応している」とし、「オラクルが特にネガティブな影響を受ける理由は、大規模投資の大部分を負債で賄っているからだ」と説明した。
市場の視線はハイテク株より優良株や景気敏感株に移った。ダウに組み入れられているウォルマート、ユナイテッドヘルスグループ、ボーイング、ハネウェル、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなどが主に買われた。
マニュライフ・ジョン・ハンコック・インベストメンツのマシュー・ミスキン共同投資戦略責任者は「今の市場で最も重要な流れは循環物色だ」とし、「世界経済が回復するとの期待が高まる中、小型株やダウ構成株、景気敏感株が全般的により良いパフォーマンスを示している」と分析した。
前日の米連邦準備制度理事会(Fed)が政策金利の0.25%ポイント利下げを行うなど、予想より『タカ派的でない』との評価も買いを刺激したとみられる。連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で利下げに反対した委員は2人に過ぎなかった。
午後の取引ではハイテク株にも押し目買いが流入した。取引中の下落幅を縮小して10.83%下落で取引を終えたオラクルを先頭に主要ハイテク株も反発し始めた。
『マグニフィセント7』と呼ばれる巨大テック7社は概ね弱含みだった。グーグルの親会社アルファベットA(-2.43%)、エヌビディア(-1.55%)、テスラ(-1.01%)、アマゾン(-0.65%)、アップル(-0.27%)などはそろって下落した。
一方でマイクロソフト(1.03%)とフェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズ(0.4%)は強含みだった。
OpenAIに10億ドルの出資を行ったウォルト・ディズニーは2.42%上昇した。イーライ・リリーは次世代の肥満治療薬が臨床試験で良好な反応を示したため1.58%上昇した。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)変動性指数(VIX)は前日比0.92ポイント(5.83%)低下の14.85を示した。
コ・ジョンサム ハンギョン.com 記者 jsk@hankyung.com

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