概要
- 米国の政策金利の引き下げにもかかわらずビットコイン価格は継続的に弱含みであると伝えた。
- スタンダードチャータードやアーク・インベストメントなど主要金融機関はビットコイン価格の見通しを下方修正したと報じた。
- 市場の専門家は来年の流動性サイクル次第でビットコイン価格が反発する可能性があるが、意見は分かれていると伝えた。
米利下げにもかかわらず横ばいのビットコイン…来年の見通しは?

年末を控え、ビットコイン価格は弱含みが続いている。米連邦準備制度理事会(Fed)が政策金利を引き下げればビットコイン価格が反発すると期待していた市場参加者は多かったが、今月の利下げが実施された後もビットコイン相場は横ばいだ。主要機関はビットコイン価格の見通しを下方修正し、楽観的な見通しを修正している。市場では来年のビットコイン価格の行方を巡り強気派と弱気派が拮抗している。
○弱含みが続くビットコイン
13日、国内暗号資産取引所アップビットによると、ビットコイン価格は12日午後4時に1億3,717万ウォンで取引された。午前9時時点で史上最高値を記録した10月8日(1億7,801万ウォン)と比べると20%以上下落した。最近のビットコイン価格は今年1月1日(1億4,132万ウォン)と比べても低い価格で取引されている。
このようにビットコイン価格が第4四半期に入って急落した原因としては流動性不足への懸念が市場に広がった点が挙げられる。米連邦政府はドナルド・トランプ大統領と民主党との予算案対立により10月1日から過去最長の43日間にわたってシャットダウンし、流動性が供給されなかった。これに加え、Fedのタカ派的な金融政策への懸念が重なり、ビットコイン価格は先月22日に1億2,560万ウォンまで下落したこともある。
市場ではFedが政策金利を引き下げれば流動性の逼迫懸念が解消されビットコイン価格が反発すると期待していた。しかしFedが連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利を年3.5~3.75%から0.2%ポイント引き下げた10日(1億3,670万ウォン)以降もビットコイン価格は反発しなかった。
このように米国の政策金利引き下げという好材料が出た後でもビットコイン価格の弱含みが続く原因として、Fedが「タカ派的(金融引き締め志向)な利下げ」を行った点が指摘される。FedはFOMCの声明で「追加的な政策金利調整の範囲と時期を検討する」と述べ、来年1月に政策金利を据え置く意向を示した。Fedメンバーの政策金利見通しを点で示した「ドットプロット」も来年の政策金利の中央値を年3.4%と提示し、来年の米国の利下げ回数が1回にとどまる可能性を示した。
○ビットコインは再び反発するか
金融機関は以前に掲げていた楽観的な見通しを相次いで修正している。スタンダードチャータード(SC)グループは9日に発表した報告書で、年末までのビットコイン価格見通しを20万ドルから10万ドルに引き下げ、来年の目標値も30万ドルから15万ドルに修正した。キャシー・ウッド率いるアーク・インベストメントの最高経営責任者(CEO)は、2030年のビットコイン価格見通しを先月の150万ドルから120万ドルに引き下げた。
来年以降のビットコイン価格の見通しについては市場参加者の意見が分かれている。ビットコイン価格は半減期サイクルの4年ごとに急落するという「4年周期説」によって弱含みが続くとの見方がある一方、流動性によって反発するとの見方もある。コビットリサーチセンター長のキム・ミンス氏は「過去は半減期中心の『季節性』が(ビットコイン価格の)サイクルのリズムを決めていたが、今回は流動性サイクルが主要な変数として作用している」とし、「来年上半期以降に引き締めが終了して資産市場全体のラリーが再開されれば、ビットコイン価格も11月基準の水準を上回る新たな高値を模索する可能性が存在する」と予想した。
チョン・ウィジン記者

Korea Economic Daily
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