概要
- 米国の政策金利の引き下げにもかかわらず ビットコイン の価格は弱含みが続いていると伝えた。
- スタンダードチャータードなど主要機関は ビットコイン価格見通し を従来より大幅に引き下げたと発表した。
- 市場では 流動性の回復 の可否と4年サイクル論をめぐり来年の ビットコイン価格の方向性 に関する見通しが分かれていると報じた。
来年のビットコインの見通しは
シャットダウンの影響で流動性不足
2か月前より20%以上下落
好材料にもかかわらず弱含みが続く
専門家、価格見通し
30万ドルから15万ドルに引き下げ
来年の見通しは拮抗して分かれる
"4年サイクル論に従って弱含み"
"流動性が回復すれば新高値"

年末を前にビットコインの価格は弱含みが続いている。米連邦準備制度理事会(Fed)が政策金利を引き下げればビットコインの価格が反発すると期待した市場参加者が多かったが、今月政策金利の引き下げが実施された後もビットコイン相場は横ばいだ。主要機関はビットコインの価格見通しを引き下げ、楽観的な見通しを修正している。市場では来年のビットコイン価格の行方を巡り強気派と弱気派が拮抗している。
弱含みが続くビットコイン
14日、国内の暗号資産取引所アップビットによるとビットコインの価格は12日午後4時に1億3717万ウォンで取引された。午前9時時点で史上最高値を記録した10月8日(1億7801万ウォン)と比べると20%超下落した。最近のビットコイン価格は今年1月1日(1億4132万ウォン)と比べても低水準で取引されている。
このようにビットコイン価格が第4四半期に入って急落した原因としては、流動性不足への懸念が市場に広がった点が挙げられる。米連邦政府はドナルド・トランプ大統領と民主党との予算案対立により10月1日から過去最長の43日間にわたってシャットダウンし、流動性が供給されなかった。さらにFedのタカ派的な金融政策への懸念が重なり、ビットコイン価格は先月22日に1億2560万ウォンまで下落した。

市場ではFedが政策金利を引き下げれば流動性の滞り懸念が解消されビットコイン価格が反発すると期待された。しかしFedが連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利を年3.50~3.75%に0.2%ポイント引き下げた10日(1億3670万ウォン)後もビットコイン価格は反発しなかった。
このように米国の政策金利の引き下げという好材料が出た後もビットコインの弱含みが続く理由として、Fedが「タカ派的(金融引き締め志向の)引き下げ」を行った点が挙げられる。FedはFOMCの声明で "追加の政策金利調整の範囲と時期を検討する" とし、来年1月に政策金利を据え置く意向を示した。Fed当局者の政策金利見通しを点で示したドットプロットも来年の政策金利の中央値を年3.4%と提示し、来年の米国の利下げ回数が1回にとどまる可能性を示した。
ビットコインは再び反発するか
金融機関は以前掲げていた楽観的な見通しを相次いで修正している。スタンダードチャータード(SC)グループは9日に発表した報告書で、年末までのビットコイン価格見通しを20万ドルから10万ドルに引き下げ、来年の目標も30万ドルから15万ドルに修正した。キャシー・ウッド氏(ARKインベストメントのCEO)は2030年のビットコイン価格見通しを先月150万ドルから120万ドルに下方修正した。
来年以降のビットコイン価格については市場参加者の意見が割れている。ビットコイン価格が半減期のサイクルである4年ごとに急落するという「4年サイクル論」によって弱含みが続くという見方がある一方、流動性に支えられて反発するという見方も出ている。コビットリサーチセンター長のキム・ミンスン氏は「過去には半減期に基づく『季節性』が(ビットコイン価格の)サイクルリズムを決定していたが、今回は流動性サイクルが主要な変数として働いている」と述べ、「来年上半期以降に引き締めが終了して資産市場全体のラリーが再開した場合、ビットコイン価格も11月時点を上回る新たな高値を模索する可能性がある」と予想した。
チョン・ウィジン記者 justjin@hankyung.com

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