概要
- オラクルの主要投資家であるブルーオウル・キャピタルが100億ドル規模のデータセンター建設投資から撤退すると伝えられた。
- オラクルのAIインフラ支出急増と債務増加により市場では財務リスクと収益性の悪化への懸念が提起されたと報じられた。
- このニュースによりニューヨーク市場でオラクルおよびAI関連株の株価が一斉に下落したと伝えられた。

米国ソフトウェア企業オラクルの主要投資家がオラクルの100億ドル規模データセンター建設事業への投資を撤回するという報道を受け、AIの収益性論争が再燃した。技術企業のAIインフラ拡充過程で負債が急増したことで市場は警戒モードに戻ったのだ。
フィナンシャル・タイムズ(FT)は、オラクルの投資パートナーであるブルーオウル・キャピタルがミシガン州で建設中の1GW(ギガワット)級データセンタープロジェクトへの投資を見送る見込みだと17日(現地時間)報じた。ブルーオウルはこれまで米国内のオラクルのデータセンター建設プロジェクトで主要な後援者の役割を果たしてきた会社だ。主に特殊目的会社を設立してデータセンターを所有し、それをオラクルに賃貸する形で投資してきた。
報道によれば、オラクルのAIインフラ支出が急増すると貸し手はオラクルの財務状況を問題視し、金利などでより不利な条件を要求した。ブルーオウルの立場ではプロジェクトの収益性が悪化したと判断して撤退したという。
先月末時点でオラクルのネット有利子負債は1050億ドルで、1年前(780億ドル)に比べて34.6%増加した。モルガン・スタンレーはオラクルの負債が2028年までに2900億ドルに膨らむと見ている。また、データセンターおよびクラウド容量に関する長期リース契約の規模は先月末時点で2480億ドルとなり、3か月で148%急増した。

ミシガン地域の政治的状況により工事が遅れる可能性も懸念材料になったとブルームバーグ通信は伝えた。代わりにブルーオウルはテキサス州アビリーン(150億ドル)、ニューメキシコ州(180億ドル)など他のオラクルのデータセンタープロジェクトには引き続き参加している。
今回の報道を契機にデータセンター建設競争の中でハイパースケーラー(大規模データセンター運営者)の資金調達構造が問題視されている。彼らが自己資金ではなくプライベート・エクイティ資金に依存している点、長期契約中心で収益が数年後に安定する点などが将来の財務リスクにつながる可能性が指摘されている。3四半期時点でオラクル、マイクロソフト、アマゾン、メタ、グーグル、コアウィーブの長期リース契約規模は5690億ドルで、直前の四半期(3719億ドル)に比べて53%拡大した。
オラクルはFT報道に対して即座に反論し、声明でプロジェクトは予定通り進行中だと明らかにした。しかしこの日ニューヨーク市場でオラクル株は前日比5.4%下落して178.46ドルで取引を終えた。コアウィーブ(-7.12%)、ブロードコム(-4.48%)、エヌビディア(-3.81%)などAI関連株全般に逆風が吹いた。
ハン・ギョンジェ記者

Korea Economic Daily
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