概要
- ゴールドマン・サックスは、MSCI中国指数が今年20%上昇し、CSI300指数が5200ポイントに到達すると述べた。
- ゴールドマン・サックスは、テンセント、アリババ、CATL、シャオミ、BYD、美団(メイトゥアン)など10社を注目銘柄として提示し、これらの利益が今後2年間で年平均13%増えると伝えた。
- ゴールドマン・サックスは、中国株の低いバリュエーションが下方リスクを緩衝するとし、中国本土のA株と香港のH株について『オーバーウエート』の見解を維持すると述べた。

中国株式市場は今年も堅調な推移を続けるとの見方が出ている。人工知能(AI)技術の普及、企業業績の改善、政府の支援策などが重なり、投資資金が流入するとの分析だ。
ゴールドマン・サックスは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)中国指数が今年20%上昇すると、7日(現地時間)に予想した。アリババ、テンセントなど情報技術(IT)企業の成長が指数上昇をけん引するとみた。上海・深セン市場の大型株で構成されるCSI300指数も、前年比12%上昇して5200ポイントに達すると見込んだ。MSCI中国指数とCSI300指数は昨年、ディープシーク材料を追い風にそれぞれ29%、18%上昇した。イノベーション企業の比率が高い深セン総合指数は30%も急伸した。ゴールドマン・サックスは「今年の株価上昇は全面的に企業業績が主導する」とし、「中国のAI技術とグローバル戦略、内部的な後退を抑えるための政策などが企業利益の増加につながる」と判断した。最近活発な新規株式公開(IPO)も投資需要を刺激している。
中国の規制当局は昨年6月、AIやバイオなど収益性のないテックスタートアップの迅速な上場を認め、資本市場改革を加速させている。このルートを通じて先月、科創板(上海証券取引所のハイテク株市場)に上場したMoore Threads(ムーア・スレッド)とMetaXは、取引初日にそれぞれ693%、425%急騰するほど注目を集めた。今年もAIスタートアップのMiniMax(ミニマックス)をはじめ、半導体の有望株である長鑫存儲(ChangXin Memory Technologies)などが相次いで上場を控えており、市場に活気が戻るとみられている。
ゴールドマン・サックスは今年、テクノロジー・メディア・通信(TMT)セクターの成長が際立つとみた。AIへの資本支出が増え、企業の業績改善につながるとの理由からだ。この投資銀行は、米国の「マグニフィセント7」に対抗し得る中国企業として、テンセントとアリババ、CATL、シャオミ、BYD、美団(メイトゥアン)など10社を挙げた。テンセントは自社開発の生成AIモデル「混元」をゲーム、フィンテック、クラウドなどの分野に適用している。アリババは自社AIモデル「Qwen」を開発し、昨年AIアシスタントアプリを正式にリリースした。今後、AIとクラウドインフラに3800億元(約79兆ウォン)を投資すると明らかにした。シャオミもAIモデル「MiMo」を披露した。昨年、今後5年間でAI、オペレーティングシステム(OS)、チップセットなどの分野に240億ユーロ(約40兆ウォン)を投資する計画だと発表した。これらの銘柄はMSCI中国指数の約40%を占めると把握されている。
ゴールドマン・サックスは「10社の利益は今後2年間で年平均13%ずつ増える」とし、「世界景気後退への懸念や地政学的緊張などのリスクの中でも、中国株の低いバリュエーション(業績に対する株価水準)が下方リスクを緩衝する役割を果たす」と判断した。ゴールドマン・サックスは中国本土のA株と香港に上場するH株について『オーバーウエート』の見解を維持した。
チョ・アラ記者 rrang123@hankyung.com



![ビットコインは小休止…イーサリアムは「持ちこたえ」、XRPは不安定に[イ・スヒョンのコインレーダー]](https://media.bloomingbit.io/PROD/news/6d85d4cc-2b47-496c-99fc-ef9463c1ca40.webp?w=250)

