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「ワーシュは違う」恐怖が後退…暴騰していた金・銀価格が急落

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • ドナルド・トランプ米大統領がケビン・ワーシュ前Fed理事を次期Fed議長候補に指名し、ニューヨーク株式市場は下落して引けたと伝えた。
  • ワーシュ前理事の指名でFedの独立性侵害への懸念が和らぐとの受け止めが広がり、国際金・銀価格の急ピッチの上昇が止まってそれぞれ急落したと伝えた。
  • 専門家は、ワーシュ氏が就任すれば短期的には利下げの可能性が高い一方、長期的には信認のある金融政策を遂行するとの見方を示した。

ワーシュ氏をFRB議長候補に指名

NY株式市場は軟調引け…金・銀が急落

Photo=CNBC capture
Photo=CNBC capture

ドナルド・トランプ米大統領が次期米中央銀行(Fed・連邦準備制度理事会)議長候補として、ケビン・ワーシュ前Fed理事を指名したことを受け、ニューヨーク株式市場は30日(現地時間)に下落した。ワーシュ前理事の指名により、他の親トランプ色の強い有力候補が指名された場合に比べて、Fedの独立性が損なわれるとの懸念が和らいだとの受け止めが広がり、国際金・銀価格は急ピッチの上昇を止めた。

この日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は前日比179.09ポイント(-0.36%)安の48,892.47で取引を終えた。S&P500種株価指数は前日比29.98ポイント(-0.43%)安の6,939.03で、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比225.30ポイント(-0.94%)安の23,461.82でそれぞれ引けた。

トランプ大統領が次期Fed議長候補に指名したワーシュ前理事は、ウォール街からの信任が厚い人物として知られる。トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」のアカウントに「私はケビンを長年知っており、彼が偉大なFed議長の一人、恐らく最高の議長になることを疑わない」と投稿した。

ウォール街の内外ではこれまで、次期Fed議長候補群の中でワーシュ前理事を最も「安全な選択」とみなしてきた。Fed理事を含め市場と政府機関で要職を歴任してきたうえ、インフレ抑制に関して過去にタカ派(金融引き締め)姿勢を示してきたためだ。

専門家は、ワーシュ氏が次期Fed議長に就任すれば短期的にはFedが利下げに動く可能性が高いとみる一方、長期的にはFedの独立性を守りつつ信認のある金融政策を遂行するとの見方を示した。キャピタル・エコノミクスのスティーブン・ブラウン北米担当シニア副チーフ・エコノミストは投資家向けノートで、「ワーシュ指名は取り沙汰されていた他の候補と比べ、投資家にとってより良い結果の一つだ」と評した。

一方、この日の株価下落はハイテク株が主導した。マイクロソフト(MS)は前日の急落に続きこの日も0.81%下落して軟調が続き、メタ(-2.95%)、アマゾン(-1.01%)など他の主要ビッグテック銘柄も下げた。

国際の金・銀相場は急落し、ドルの価値は上昇した。ロイターによると、金現物は前日比9.5%急落し、1オンス当たり4,883.62ドルで取引された。前日に史上初めて1オンス当たり5,500ドルを突破し、5,594.82ドルまで高値を更新してからわずか1日後のことだ。銀現物価格は前日比27.7%急落して83.99ドルとなり、1オンス当たり100ドルを下回った。

ICE先物取引所で主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数は、ニューヨーク株式市場の引けにかけて97.13と前日比0.9%上昇した。ドルは最近、Fedの独立性侵害への懸念やドナルド・トランプ米大統領によるグリーンランド併合の脅しが浮上した後、ドル資産への信認が弱まり、今週に入って4年ぶりの低水準まで下落していた。

キム・ソヨン ハンギョンドットコム記者 sue123@hankyung.com

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