概要
- 米国のCFTCシカゴ事務所が、最後の法執行担当弁護士の辞任により、事実上の解体手続きに入ったと伝えた。
- 執行人員の空白により、暗号資産、デリバティブおよび市場操作の取り締まりで規制の空白が生じ得るとの懸念が提起されたと伝えた。
- それでもトランプ政権は、CFTCに暗号資産と予測市場に対する規制・監督の役割を付与しようとする動きを見せていると伝えた。
米商品先物取引委員会(CFTC)のシカゴ事務所が、最後に残っていた法執行担当弁護士の辞任を受け、事実上の解体手続きに入った。同事務所はかつて、CFTC内の中核的な執行組織として機能してきた。
10日(現地時間)、暗号資産(仮想通貨)専門メディアのディクリプトは、CFTCシカゴ事務所の最後の弁護士が辞任したことで、同事務所が実質的な法執行機能を喪失したと報じた。
シカゴ事務所はこれまで、最も複雑で重要度の高いデリバティブおよび市場操作事件を担当してきた。
同メディアによると、シカゴ事務所は一時、約20人の法執行担当弁護士を抱えて運営され、「最高の執行チーム」と呼ばれていた。しかし、数年にわたる大規模な人員削減の後に組織規模が急速に縮小し、最終的に中核人材が全員離脱した状態となった。
ディクリプトは、こうした状況にもかかわらず、トランプ政権がCFTCに暗号資産と予測市場に対する規制・監督の役割を付与しようとする動きを見せていると伝えた。CFTCは、暗号資産デリバティブとイベント契約市場を所管する主要規制当局として指摘されてきた。
今回の人員削減に関連して解雇された元CFTC弁護士は、「もし私が別の人間だったなら、今すぐ米国で暗号資産詐欺を始めていただろう」とし、「現在のCFTCには、これを取り締まる事実上の警察がいない」と指摘した。執行人員の空白が市場秩序に深刻な影響を与え得るとして懸念を示した。
市場では、CFTCの執行能力の低下が、暗号資産およびデリバティブ市場全体における規制の空白につながり得るとの指摘が出ている。今後、議会と行政府がCFTCの組織再編や人員補強に動くかどうかが注目される。


JH Kim
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