トランプ氏、イランに「2週間」の期限提示…原油価格は6カ月ぶり高値

出典
Korea Economic Daily

概要

  • トランプ大統領がイランに核兵器放棄の期限を提示し、軍事攻撃の可能性が広がったことで国際 原油価格 が約2%上昇したと伝えた。
  • ブレント原油と WTI の先物価格はいずれも1.9%上昇し、WTIは年初来16%上昇して昨年8月以降の 高値 を記録したとした。
  • 市場では軍事衝突時にイランが ホルムズ海峡 を封鎖する恐れから原油供給の混乱リスクが指摘され、中東地域の地政学的 緊張 が高まっていると分析した。

ブレント原油・WTIが約2%上昇

トランプ氏「10〜15日が上限」


Photo=Shutterstock
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ドナルド・トランプ米大統領がイランに核兵器放棄の期限を提示したことを受け、国際原油価格が約2%上昇した。米国が近くイランを攻撃する可能性が高いとの見方が広がり、今週の原油相場は上昇基調を維持している。

CNBCによると、トランプ大統領は19日(現地時間)、平和委員会の初会合での演説で「我々はもう一歩踏み込む必要があるかもしれないし、そうでないかもしれない」と述べ、「(イランと)合意に至るかもしれない。今後10日以内に結果が分かるだろう」と語った。

続けて「イランは核兵器を保有できない」と強調した。さらに「長年にわたりイランと意味のある交渉を行うのは容易ではないことが証明された」とし、「意味のある交渉をしなければ悪いことが起きる」と警告した。

その後、大統領専用機内で取材陣に対し、演説で言及した「10日」について追加説明した。トランプ大統領は「(イランにとって)十分な時間だ」とし、「10日か15日がほぼ最大限度だ」と述べた。

一部では、トランプ大統領が提示した2週間が経過する前に軍事攻撃に踏み切る可能性があるとの見方が出ている。昨年6月にイランの核施設3カ所を攻撃した「ミッドナイト・ハンマー」作戦の際も、2週間の期限に言及し、その2日後に作戦を実行したためだ。

この日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、トランプ大統領がイランに対し、いわゆる「コーピ作戦」と呼ばれる限定的攻撃を検討していると伝えた。まず一部の軍事施設や政府機関を狙った第1段階の攻撃を実施し、イランに核兵器放棄を迫る構想だ。

その攻撃でもイランが核放棄に応じない場合、米国は広範な全面戦争を通じてアヤトラ・ハメネイ体制の打倒に踏み切る可能性があるとWSJは報じた。イランの体制転換を目標とする全面戦争は1週間程度が想定されているという。ただし一部の参謀は、イランとの全面戦争となれば中東地域全域へ戦争が拡大しかねないと懸念している。

この日、中東地域の地政学的緊張が高まったことで原油価格は上昇した。ICE先物取引所で4月受渡しのブレント原油先物は前日比1.9%高の1バレル=71.66ドルで取引を終えた。

3月受渡しの米国産原油WTIも1.9%上昇し、1バレル=66.43ドルを記録した。終値ベースで昨年8月以降の高値だ。WTIは年初来で16%上昇した。

市場では、両国間で軍事衝突が発生した場合、イランが中東原油輸出の要衝であるホルムズ海峡を封鎖する可能性を懸念している。世界の原油生産量のおよそ3分の1が同海峡を通過する。

RBCキャピタルのアナリスト、ヘリマ・クロフト氏は「主要な争点を解決できない状況は、さらなる軍事衝突につながる可能性を高めている」とし、「米国による大規模な軍事力増強と、最近のイランによるホルムズ海峡での軍事訓練は、第2の軍事衝突に向けた準備態勢が始まったことを示唆している」と分析した。

ハン・ミョンヒョン記者 wise@hankyung.com

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