概要
- 米国・イスラエルとイランの戦争を契機とする原油急騰の中、ロシア産原油がインド市場で人気商品として浮上していると報じた。
- 米財務省が国際原油価格の急騰に対応し、インドのロシア産原油購入に向けた制裁を緩和し、紛争が長引くほど世界のロシア産原油および精製油への依存度が高まると分析した。
- イラン戦争が長期化すれば、ロシア産エネルギー製品の需要が増え、欧州のロシア産石油輸入停止方針も改めざるを得ないとの見方があると伝えた。
期間別予測トレンドレポート



米国・イスラエルとイランの戦争を契機とする原油急騰により、ロシアが最大の恩恵を受けている。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は7日(現地時間)、世界有数のエネルギー輸入国であるインド市場でロシア産原油が人気商品として浮上していると報じた。ウクライナ戦争後、米国の制裁で販路開拓に苦しんだロシア産原油は買い手を見つけにくく、ブレント原油より安い価格で取引されてきた。だが、原油の需給が逼迫すると、ロシア産原油がブレント原油より高値で取引されるケースもあると同紙は伝えた。ホルムズ海峡の封鎖で中東産原油の供給が急減し、エネルギー輸入国間で原油確保競争が激化したためだ。
これに加え、米財務省は国際原油価格の急騰に対応し、インドがロシア産原油を購入できるよう制裁を緩和した。スコット・ベッセント米財務長官は追加の制裁緩和も示唆した。石油情報提供会社ケプラーのナビン・ダス上級アナリストは「紛争が長引くほど、世界はロシア産原油および精製油への依存度を高めるだろう」と分析した。
こうした変化について、ウラジーミル・プーチン・ロシア大統領は4日、「西側がロシア産石油に課した制裁などが原油高をあおっている」とし、「今や別の市場が開かれている」と述べた。ロシア政府も、イラン戦争によりロシア産エネルギー製品の需要が増えていることを確認した。一部では、イラン戦争が長期化すれば、欧州もロシア産石油などの輸入停止方針を改めざるを得ないとの見方が出ている。
イ・ヘイン記者 hey@hankyung.com

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