セラネット、「エージェントノード」をローンチ…「AIエージェント専用の分散型インフラ」
概要
- セラネットは、既存のDePINノードをエージェントノード(Agent-Node)へ転換した新たな分散型インフラをローンチしたと明らかにした。
- エージェントノードは、1日3万件以上のノード割り当て処理量と約89%の作業成功率、28%の日次アクティブノード比率を記録していると説明した。
- セラネットは今年第2四半期中に、エージェントノードへコインベースのx402プロトコルを搭載し、サークル(USDC)でノード運営者へ直接精算されるWeb3インフラ経済の仕組みを構築すると伝えた。
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AI(人工知能)エージェント専用の分散型ウェブアクセス・インフラを手がけるセラネット(Selanet)は12日、既存のDePINノードを「エージェントノード(Agent-Node)」へ転換した新バージョンのインフラをローンチしたと発表した。
エージェントノードは、AIエージェントによる大規模な同時ウェブリクエストに特化した分散型インフラだ。具体的には、AIエージェントごとに個別のブラウザ環境を提供し、複数のエージェントが同時に異なるウェブ作業を実行できるようにする。従来のDePINノードが単純なトラフィック中継機能にとどまっていたのに対し、エージェントノードはエージェントの作業単位を理解して管理するという。
自動ノード割り当て機能も備える。エージェントノードは、対象ウェブサイトとの地理的近接性、ノードの利用可能容量、レピュテーションスコアなどを総合して最適なノードを自動で選別する。セラネットによると、エージェントノードの割り当て処理量は1日3万件以上で、作業成功率は約89%という。
セラネットは「エージェントノードはインフラ自体がAIエージェントだ」と強調した。これにより、ノード運営者はネットワークにインフラを提供すると同時に、ソーシャル自動化や業務委任など、エージェントノードのAIエージェント機能を利用できる。セラネットの関係者は「こうした機能により、エージェントノードの日次アクティブノード比率は28%を記録している」とした上で、「トークンリワードのみを提供する一般的なDePINネットワークの日次アクティブノード比率が5%未満である点を踏まえると、相対的に運営者の残存率が高い」と説明した。
セラネットは今年第2四半期中に、エージェントノードへ米暗号資産取引所コインベースが開発したx402プロトコルを搭載する計画だ。x402はAIエージェント決済に特化したプロトコルで、コインベースが昨年5月にリリースして以降、最近までに1億件超の決済を処理した。エージェントノードへのx402適用が完了すれば、AIエージェントは別途の認証や契約なしに、サークル(USDC)でウェブアクセス利用料を直接支払い、自律的にサービスを利用できるようになる。
エージェントノードなどを通じて、Web2とWeb3をつなぐ橋渡しとなるインフラを構築することがセラネットの目標だ。セラネット側は、自社がWeb2企業にAPIとSDKを提供し、ノード運営者にはMonad(MON)チェーンでポイントを付与する仕組みを通じて、すでにWeb2とWeb3を接続していると説明した。セラネット関係者は「x402ベースのサークル決済が加われば、Web2企業が支払ったサービス利用料がエージェントノード運営者へサークルで直接精算される仕組みが完成する」とし、「Web2のウェブアクセス需要がWeb3インフラ経済へ流入するモデルだ」と述べた。
一方、セラネットは現在、90超の地域で2800台超のノードを運用している。日次アクティブノードは約770台だという。
セラネットのホン・ソンイン代表は「AIエージェントが1日に数十万件のウェブリクエストを送る時代に、中央集権型プロキシはボトルネックを引き起こす」とした上で、「エージェントノードは世界的な分散ネットワークでこうしたトラフィックを処理し、x402によってWeb2企業の支払いがノード運営者へ直接つながる経済構造を構築している」と語った。

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