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対ドルで160円に接近…「円キャリートレード継続」

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 円安を背景に円キャリートレードの誘因が続いており、相場は1ドル=159円台で推移していると分析した。
  • 日本銀行の政策金利引き上げペース鈍化観測と日経平均株価の下押し余地を受け、円相場下落観測が強まっているとした。
  • ドル高円安のもとで円売りポジションが16万798枚へ拡大するなか、160円突破時の日本政府による円買い介入への警戒感が高まっていると伝えた。

期間別予測トレンドレポート

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円安継続の見通しで

キャリートレード誘因

写真 = シャッターストック
写真 = シャッターストック

世界の外国為替市場で円安が続くなか、低金利の円を借りてドルなど高金利通貨に投資する「円キャリートレード」が継続の誘因を得ている。

16日の東京外国為替市場で円・ドル相場は1ドル=159円台で推移した。足元の円相場は1年8カ月ぶりの安値水準へ下落した。中東情勢の悪化と原油価格の上昇基調を受け、円安・ドル高が続いている。日本経済新聞は「不確実性を嫌う投資家がリスクを取りにくい局面でも、円キャリートレードの命脈が保たれている」と分析した。

世界的な投機筋などが円を借りて進めるキャリートレードは、取引後しばらく為替差損に弱い。利息収益の積み上げに時間がかかるためだ。このため、リスクを取る余力が乏しければ通常は縮小しがちだ。だが、最近のように円安観測が広がると、円売りポジションを増やすことへの抵抗感が薄れる。

円安シナリオの核心の一つは、日本銀行が「情勢把握」を優先し、政策金利の引き上げペースを鈍らせるとの見方だ。日銀は過去、上場投資信託(ETF)の買い入れを通じて株式市場の安定に深く関与した。市場では、日経平均株価がさらに下落すれば日銀は利上げを行いにくくなるとの見方が出ている。これにより、円相場が一段と下落する可能性が大きいとの観測だ。

米国もインフレや貿易相手国の景気後退などで打撃を受け得るが、産油国としての強みは揺らがない。ドルは原油の主要決済通貨としての優位性を高めている。米JPモルガンは最近のリポートで「過去1年間維持してきたドル安見通しを、ドル高へ転換した」と明らかにした。

米連邦準備制度理事会(Fed)と日本銀行(BOJ)は今週、相次いで政策金利を決定する。あるアジア系ヘッジファンド・マネジャーは日本経済新聞に対し、「イラン情勢に対するFedの余裕と、日銀の消極姿勢がそれぞれ鮮明になるにつれ、ドル高・円安の流れが続くのではないか」と語った。

円キャリートレードが拡大するほど、巻き戻しへの懸念も強まる。米商品先物取引委員会(CFTC)によると、10日のシカゴ通貨先物市場で投機筋を示す非商業部門の円売りポジションは16万798枚と、約3カ月ぶりの高水準となった。

焦点は日本政府がいつ円買いに動くかだ。日本経済新聞は「1ドル=160円突破を目前に控え、円買い介入への警戒感が強まる」と見通した。

東京=金一奎特派員 black0419@hankyung.com

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