概要
- イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルに向けてミサイルを発射し、参戦を公式化したと明らかにした。
- ホルムズ海峡の封鎖が長期化する中で、紅海航路の不安定化が強まっていると伝えた。
- 中東の戦線拡大で物流支障とエネルギー供給不安が重なり、世界経済への悪影響が拡大する可能性が高まっていると懸念した。
期間別予測トレンドレポート


フーシ派、イスラエルにミサイル発射
世界物流の大動脈・紅海にも「懸念」

米国とイスラエルによるイラン攻撃で始まった戦争が1カ月目に入る中、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルに向けてミサイルを発射し、参戦を公式化した。ホルムズ海峡の封鎖が長期化する状況で、紅海航路まで揺らげば、世界経済への衝撃が一段と大きくなり得るとの懸念が出ている。
イスラエル軍は28日(現地時間)午前、イエメンから自国領土を狙ったミサイル発射を確認したと明らかにした。これを受け、防空システムを稼働させ迎撃を試みたと説明した。
イエメンからイスラエルに向けた軍事行動が行われたのは、先月28日に米国・イスラエルがイランを空爆し戦争が始まって以来、初めてだ。
フーシ派側も攻撃の事実を認めた。フーシ派メディア「アル・マシラ」によると、ヤヒヤ・サリー報道官は声明で「イスラエルの敵の主要軍事目標を狙い、ミサイル攻撃など最初の軍事作戦を実施した」と発表した。
サリー報道官は今回の攻撃について、イランやレバノン、イラク、パレスチナのいわゆる抵抗戦線を支援するという従来の立場を実行に移したものだと主張した。そして、目標が達成され抵抗戦線への攻撃が止まるまで作戦を続けると述べた。
さらに「この作戦は、イランのムジャヒディン(イスラム聖戦士)の兄弟たちと、レバノンのヒズボラが実施した英雄的作戦と時期的に一致した」として、ミサイル発射がイラン軍部やレバノンの武装組織ヒズボラなどと調整の上で行われたことを示唆した。
フーシ派の参戦は、すでに予告された流れだった。アブドルマリク・アルフーシ指導者は26日、「イエメン人民として、義理には義理で報いる」とし、「軍事的対応が必要な状況になれば、前回の交戦時と同様に直ちに対応する」と述べた。
フーシ派は、イラン主導の「抵抗の軸」の中核勢力とされる。今回の対イラン戦争勃発後、レバノンのヒズボラやイラクのシーア派民兵などがイラン側で参戦したが、フーシ派はこれまで直接的な軍事介入には踏み切っていなかった。
事態は一段と複雑化している。主要な原油輸送路であるホルムズ海峡の封鎖が長引く中、世界物流の大動脈とされる紅海でも不安定さが増しているためだ。中東の戦線が広がるほど、物流の混乱とエネルギー供給不安が重なり、世界経済への悪影響が拡大する可能性が高まっている。
キム・デヨン ハンギョンドットコム記者 kdy@hankyung.com

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