概要
- 円・ドル相場が1年8カ月ぶりに1ドル=160円を突破し、円相場が下落したと伝えた。
- 原油高や日米金利差拡大への期待などがドル高と円売りを促しているとした。
- 市場では、日本政府の円買い介入と日本銀行の政策金利引き上げの可能性が高まったとの観測が出ていると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


中東情勢悪化でドル高
原油高は円安要因に
日本当局の円買い介入に注目

円・ドル相場が1年8カ月ぶりに1ドル=160円を突破した。中東情勢の悪化でドルが上昇した影響だ。原油価格の上昇も円安要因として作用した。市場では、日本政府が円買い介入に踏み切る可能性が高まったとみられている。
27日(現地時間)のニューヨーク外国為替市場で、円・ドル相場は1ドル=160円台へ急伸した。1ドル=160円台を付けたのは、日本政府と日本銀行が円買い介入に踏み切った2024年7月11日以来、1年8カ月ぶり。日本経済新聞は「中東情勢が緊迫する中、『有事のドル買い』が続いている」と伝えた。
原油高に伴う米金利上昇も、ドル高圧力として作用している。米10年国債利回りは、原油高に伴うインフレ懸念などを背景に上昇基調だ。27日には年4.4%台まで上昇し、8カ月ぶりの高水準を記録した。これを受け、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが続いている。
原油高は引き続き円相場を下押ししている。27日、ニューヨーク商業取引所で5月限の米WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)は、前日比5.16ドル(5.46%)高の1バレル=99.64ドルで取引を終えた。日経は「エネルギー輸入に依存する日本の貿易赤字が拡大するとの見方が強まっている」と伝えた。
市場では、日本政府による円買い介入の可能性が高まったとの観測が出ている。三村淳 財務省財務官は23日、円安について「いつでもあらゆる手段で万全の対応を取る」と述べた。これに先立つ19日には片山さつき財務相が「徹底的に備える」と語っていた。
日本では、長期金利の指標である10年国債利回りも上昇している。日本の債券市場で10年国債利回りは前日に年2.385%まで上昇(国債価格は下落)した。これは1999年2月以来27年ぶりの高水準だ。原油高に伴うインフレ懸念などを背景に、日本銀行が早期に政策金利を引き上げるとの観測が広がったためだ。
黒田東彦 前日本銀行総裁はこの日、朝日新聞のインタビューで、もはや金融緩和を継続する必要はないとして、現在年0.75%の政策金利を今年と来年に0.25%ポイントずつ3〜4回引き上げ、年1.5%程度まで引き上げるべきだと提言した。
キム・イルギュ記者 black0419@hankyung.com

Korea Economic Daily
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