概要
- 米国とイランが休戦を宣言して以降初めて、超大型原油タンカー3隻がホルムズ海峡を通過し、世界のエネルギー供給ルートに一部正常化の兆しが出てきたと伝えた。
- 戦争後にイランが事実上封鎖していたホルムズ海峡の通航により、急騰していた原油価格などエネルギー市場の不確実性が和らぐ可能性があると伝えた。
- 今回通過した船舶はサウジアラビア、UAE、イラク産の原油を積み、マレーシアと中国に向かっている。世界の原油輸送量の回復に影響を与える可能性があると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


リベリア船籍と中国船籍、イラン指定航路を通航

米国とイランが休戦を宣言して以降初めて、超大型タンカー3隻が7月11日、ホルムズ海峡を通ってペルシャ湾を出たことが確認された。ロイター通信が報じた。
ロイターはロンドン証券取引所グループ(LSEG)の海運データをもとに伝えた。海峡を通過した超大型原油タンカー(VLCC)は、リベリア船籍のセリフォス、中国船籍のコスパル・レーク、ハー・ロン・ハイの3隻。各船の積載能力は200万バレルに上る。
3隻が通過したのは、イランが指定する「ホルムズ通航試験停泊地(Hormuz Passage trial anchorage)」の航路だ。イランの軍事基地があるララク島を迂回する。
ホルムズ海峡は平時、世界の石油と液化天然ガス(LNG)輸送量の約20%が通る。だが、イランが2月28日にイスラエルと米国の奇襲攻撃を受けて戦争に入って以降、海峡を事実上封鎖したため、世界のエネルギー供給に支障が生じ、原油価格は急騰した。
ロイターが引用したLSEGとケプラーのデータによると、セリフォスはサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)で3月上旬に積み込んだ原油を載せている。4月21日にマレーシアのマラッカ港に到着する見通しだ。
中国船籍の2隻はそれぞれイラク産とサウジアラビア産の原油を積載している。いずれも中国のユニペックが用船している。ユニペックは、中国最大の国有石油化学会社、中国石油化工(シノペック)の貿易部門子会社だ。
イ・スルギ 韓経ドットコム記者 seulkee@hankyung.com

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