米セントルイス連銀総裁、金利据え置きの必要性強調 原油高でインフレ上振れ圧力

出典
JH Kim

概要

  • ムサレム・セントルイス連銀総裁は、政策金利の据え置きの必要性を強調し、現行水準(3.50〜3.75%%)の維持に言及した。
  • 原油高がコアインフレとサービス価格全般に波及する可能性があるとして、インフレ期待が高まる場合には利上げにも前向きな姿勢を示した。
  • 市場では、FRB内の金利据え置き基調が強まるなか、エネルギー価格インフレ動向が今後の政策方向を左右する核心変数とみられている。

期間別予測トレンドレポート

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原油高に伴うインフレの上振れリスクを理由に、米連邦準備理事会(FRB)高官が政策金利の据え置きの必要性を強調した。状況次第では追加利上げの可能性も残した。

ロイター通信が6月15日に報じたところによると、セントルイス連銀のムサレム総裁は「原油価格の上昇はコアインフレを刺激し得る」とし、政策金利を当面は現行の3.50〜3.75%で維持する必要がある可能性があると語った。

年内の残りの期間については、コア物価上昇率が目標の2%を約1ポイント上回る水準で推移する可能性があるとの見通しを示した。年末時点の物価上昇率は3%近くになるとみている。

原油高がサービス価格全般に波及する可能性にも言及した。インフレ期待が高まれば、利上げも辞さない考えを示した。

足元の石油市場については、「過去12カ月で3度目の供給ショック」と位置づけた。関税引き上げや移民規制といった政策要因も重なり、物価や雇用、成長のすべてに重荷となり得ると警告した。

もっとも、今年の経済成長率は減速しても1.5〜2%の範囲を維持するとの見通しを示した。

市場では、FRB内で金利据え置き姿勢が強まるなか、エネルギー価格とインフレ動向が今後の政策運営を左右する主要変数と受け止められている。

写真:Shutterstock
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