概要
- サークル(USDC)は、人民元建てステーブルコインに巨大な機会があるとの認識を示した。
- ジェレミー・アレールCEOは、中国が今後3〜5年以内に人民元建てステーブルコインを発行する可能性があるとし、国際決済や通貨輸出の手段としてのステーブルコインの役割を強調した。
- アレールCEOは、イラン戦争後の地政学リスクの高まりを受けて持ち運び可能なデジタルドルへの需要が増え、USDCの取引量も数十億ドル増えたと語った。
期間別予測トレンドレポート



ドル連動型ステーブルコイン「USDC」を発行するサークル(Circle)が、人民元建てステーブルコインに「巨大な機会」があるとの認識を示した。
ジェレミー・アレール最高経営責任者(CEO)は6月16日、ロイター通信のインタビューで「人民元建てステーブルコインには巨大な機会がある」と語った。中国が今後3〜5年以内に人民元建てステーブルコインを発行する可能性があるとの見通しも示した。
アレールCEOが注目するのは、ドルと人民元の覇権争いだ。中国は世界の金融システムで人民元の役割拡大を目指しており、ステーブルコインは国際決済を容易にして通貨を輸出する手段の一つとして台頭したと指摘した。
ロイター通信は、こうした動きが実現すれば、デジタル資産を巡る中国の姿勢の大きな転換になると報じた。中国は金融システムの安定に対する懸念から、2021年に暗号資産の取引と採掘を禁止している。
アレールCEOは、イラン戦争に伴うステーブルコイン需要の増加にも触れた。「イラン戦争後、地政学リスクの高まりで持ち運び可能なデジタルドルへの需要が増えた」と述べ、USDCの取引量も数十億ドル増えたと付け加えた。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul





