概要
- 国際決済銀行(BIS)は、ドル建てステーブルコインが投資資産に近い性格を持ち、金融システムと通貨政策の重荷になり得ると評価した。
- パブロ・エルナンデス・デ・コスBIS事務総長は、テザー(USDT)やUSDCなどのドル建てステーブルコインが、現金ではなく上場投資信託(ETF)に近い性格を持つと強調した。
- エルナンデス・デ・コス事務総長は、ステーブルコイン発行体の準備資産が短期国債や銀行預金で構成されているため、ストレス局面で大規模な償還が起きれば、資産の急な売却や銀行の資金調達環境に圧力を及ぼす可能性があると警告した。
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国際決済銀行(BIS)は、ドル建てステーブルコイン(法定通貨と価値を連動させた暗号資産)について、投資資産に近い性格を持ち、金融システムと通貨政策の重荷になり得るとの認識を示した。
4月20日にコインテレグラフが報じた。BISのパブロ・エルナンデス・デ・コス事務総長は同日、東京で開かれた日本銀行(BOJ)のセミナーで、米ドル建てステーブルコインが伝統的な通貨の規模に近づけば、金融安定と経済政策に重大な影響を及ぼし得ると語った。
同氏は、現在のステーブルコインの仕組みは、広く利用される決済手段に必要な要件を満たしていないと指摘した。その一方で、国境をまたぐ送金の迅速化やスマートコントラクトとの連携といった一部の利点は前向きに評価した。
なかでもテザー(USDT)やUSDCなどのドル建てステーブルコインは、現金に近い資産ではなく、上場投資信託(ETF)に近い性格を持つと強調した。発行・償還の過程に手数料や条件があり、流通市場で価格が1ドルの基準値から乖離する事例があることを理由に挙げた。
さらに、ステーブルコイン発行体が保有する準備資産は短期国債や銀行預金で構成されており、ストレス局面で大規模な償還請求が起きれば、こうした資産の急な売却を迫られたり、銀行の資金調達環境に圧力をかけたりする恐れがあると警告した。

Uk Jin
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