概要
- ドナルド・トランプ米大統領は、イランとの 交渉期限 を4月21日から4月22日に1日延長したと明らかにした。
- トランプ大統領は、イランとの 休戦延長の可能性 は極めて低いとしつつ、2015年の 核合意 より良い合意に言及した。
- 米中央軍は、ホルムズ海峡周辺での 封鎖措置 により27隻の船舶が引き返し、イラン貨物船トゥスカの コンテナ捜索 を進めていると明らかにした。
期間別予測トレンドレポート



ドナルド・トランプ米大統領は4月20日、イランとの交渉期限について、従来の4月21日から4月22日に1日遅らせた表現を示した。交渉時間をさらに確保する狙いと受け止められる。
トランプ大統領は同日のブルームバーグ通信のインタビューで、「米東部時間の水曜日(22日)夕方が休戦の期限だ」と語った。2週間の休戦を延長する可能性については「極めて低い」とした。J・D・バンス副大統領ら米交渉団は4月21日にパキスタンへ出発する予定だ。イラン側でも、モハマド・バゲル・ガリバフ国会議長が率いる交渉団がイスラマバードへ向かう見通しだ。
バンス氏の合流なお不透明 2回目協議は視界不良
トランプ氏の発言に揺れ イラン交渉団はパキスタンへ
2週間の休戦は1日延びたものの、米国とイランの協議はなお突破口を開けていない。両国首脳のメッセージは食い違い、ホルムズ海峡封鎖に伴う軍事的緊張も続いている。
米国では、交渉団を率いるバンス副大統領の合流時期を巡る混乱が続いている。米交渉団の大半は第2回協議の開催地であるパキスタンのイスラマバードにすでに到着したとされるが、バンス副大統領は協議の進展を見極めたうえで土壇場で加わる可能性がある。
トランプ大統領はニューヨーク・ポスト紙のインタビューで、「バンス副大統領はパキスタンに向かっており、まもなく到着する」と述べた。ただ、海外メディアの報道は割れている。ロイター通信は、バンス副大統領がなお米国にいると報じた。ニューヨーク・タイムズ紙は、同氏が4月21日にイスラマバードへ向かうと報道した。アクシオスも消息筋の話として、同氏が4月21日朝に出発する予定だと伝えた。
トランプ大統領は、合意の可能性をにじませる発言と強硬な圧力メッセージを交互に発している。同氏はSNSに「両国が結ぶ合意は2015年の核合意よりはるかに良いものになる」と投稿し、「いかなる圧力も受けておらず、すべては比較的早く進む」と書き込んだ。一方、ブルームバーグ通信のインタビューでは、イランとの休戦延長の可能性は低いと明らかにした。
こうした揺れる発信を巡ってはさまざまな解釈が出ている。イランをかく乱して有利な結果を引き出す戦術との見方がある一方、期待に反して戦況の長期化が進み、心理状態が不安定になっているとみる向きもある。
交渉を巡るイラン側の立場も明確ではない。エスマイル・バガイ外務省報道官は第2回協議について、「この場に立っている今この瞬間まで、次の交渉に関するいかなる計画も決定も下されていない」と語った。ただ、仲介国によると、イランはすでに交渉参加を決めており、交渉団は4月21日にイスラマバードへ向かう予定だ。
軍事的緊張も和らいでいない。米中央軍は4月20日、ホルムズ海峡周辺でイラン関連の船舶を対象に封鎖措置を講じて以降、計27隻が引き返したと発表した。米軍は拿捕したイラン貨物船「トゥスカ」に積まれた数千個のコンテナを捜索しているという。
ワシントン=イ・サンウン特派員/イ・ヘイン記者 selee@hankyung.com

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