概要
- Aaveは、ケルプDAOのハッキング余波で発生した不良債権の処理に向け、2万5000 ETHを拠出するガバナンス提案を上程したと明らかにした。
- 今回の事態で生じた総不良債権規模は7万5081 ETHで、これまでに6万9576 ETH規模の融資と寄付支援が約束されたと伝えた。
- 複数の暗号資産プロジェクトによる追加支援金が加われば、全体の不良債権物量を完全に解消できるとの見通しを示している。
期間別予測トレンドレポート



ケルプDAO(Kelp DAO)の大規模ハッキングで直撃を受けた分散型金融(DeFi)の融資プラットフォーム、Aaveが、不良債権の処理に向けて2万5000ETHを直接投じる。
Aaveは4月24日、公式Xで、Aave DAOのサービスプロバイダーが「DeFi United」イニシアチブに2万5000ETHを拠出するガバナンス提案を上程したと明らかにした。拠出資金は、rsETHの担保価値の回復と市場環境の早期正常化に充てる。
ケルプDAOはこれに先立ち、クロスチェーンブリッジのハッキングで約2億9200万ドル相当(11万6500rsETH)の被害を受けた。ハッカーは担保の裏付けがない偽造rsETH(リステーキングされたイーサリアム)を大量に発行し、これをAaveに担保として預け入れたうえで、通常の暗号資産を借り入れて持ち去った。
この余波でAaveは深刻な流動性危機と大規模な不良債権を抱え込んだ。預かり資産残高(TVL)も急減し、300億ドルを下回った。
もっとも、不良債権処理は最終局面に入りつつある。オンチェーン分析家のエンバーCN(EmberCN)によると、今回の事態で発生した不良債権の総額は7万5081ETHに上る。Aaveが主導して調整を進めるDeFi Unitedを通じ、これまでに計6万9576ETH規模の融資と寄付支援が約束された。残る不足分は5505ETHだ。
これに加え、レイヤーゼロ(LayerZero、ZRO)をはじめ複数の暗号資産プロジェクトが追加支援を決め、詳細な規模を協議している。市場では、これらの支援が積み上がれば、不良債権全体を解消できるとの見方が出ている。

Doohyun Hwang
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