米・イラン第2回停戦協議が不成立 トランプ氏「訪問中止後により良い提案」

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Korea Economic Daily

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米国とイランの第2回停戦協議は、今週末の開催が見込まれていたが実現しなかった。トランプ米大統領は4月25日(現地時間)、協議が流れたことを受け、イランとはいつでも対話できるとの考えを示した。第2回協議が再び見送られ、双方の隔たりがなお大きいことが改めて浮き彫りになった。一方、対米停戦協議を主導するアッバス・アラグチ外相は4月26日にパキスタンへ戻る予定で、週内の対面協議に含みは残っている。

写真:Shutterstock
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トランプ氏は同日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、スティーブ・ウィトコフ中東担当特使とジャレッド・クシュナー氏で構成する米交渉団のパキスタン訪問を取りやめたと明らかにした。そのうえで、米国は「すべてのカードを握っている」として、イランへの圧力を維持する姿勢を示した。

トランプ氏は「移動にはあまりに多くの時間が無駄になり、やるべきことも多い」と投稿した。さらに、イラン指導部について「深刻な内紛と混乱に陥っている。彼ら自身を含め、誰が実権を握っているのか誰も分かっていない」と主張した。続けて「すべてのカードは我々が持ち、彼らには何のカードもない」としたうえで、「対話を望むなら電話をすればいい」と迫った。

その後、トランプ氏はフロリダ州パームビーチ国際空港で、大統領専用機エアフォースワンに搭乗する前に記者団の取材に応じた。イランは内紛状態にあるとの主張を繰り返しつつ、「必要な相手なら誰とでも交渉する」と語り、対話に応じる用意があると改めて表明した。

米交渉団のパキスタン行きを取りやめた理由を問われると、トランプ氏は「何も変わっていない」と答えた。あわせて「彼らが我々にもっと良い文書を持ってくるべきだったというだけだ」と説明した。さらに「私が中止した直後、10分もたたないうちに、はるかに良い新たな文書を受け取った」と主張した。

この発言は、仲介国パキスタンの首都イスラマバードに滞在していたアラグチ外相が4月25日に同国を離れたことが確認された後に出た。これに先立ち、ホワイトハウスは4月24日、イランとの対面協議に向けて米交渉団が4月25日午前にパキスタンへ出発すると明らかにしていた。

これを受けて第2回協議再開への期待は高まっていたが、少なくとも今週末の対面協議は事実上難しくなった。米国とイランは4月11日にイスラマバードで第1回停戦協議を開いたが、合意には至らなかった。第2回協議は4月22日に予定されていたものの、イラン代表が欠席して開けなかった。今週末の協議も見送られ、双方の立場の隔たりは埋まっていない。

イランは一貫して、パキスタンで米国と対面協議を開く計画はないとの立場を維持してきた。4月24日にパキスタン入りしたアラグチ外相は、シェバズ・シャリフ首相らパキスタン当局者と会談し、停戦を巡るイランの立場を伝えた後、4月25日にオマーンへ向かった。

アラグチ外相はSNSで、今回のパキスタン訪問について「停戦の実行可能な枠組みに関するイランの立場を共有した」と説明した。そのうえで「米国が外交に本気で取り組むのかどうかは、なお見極める必要がある」と記し、対話の機運がまだ整っていないことを示唆した。

ただ、ワシントン・ポストによると、匿名の米当局者は、対面協議はないとするイランの公式見解とは異なり、イラン側から協議に出席するとの確認を受けていたと明らかにした。そうでなければ、米交渉団のパキスタン訪問日程は組まなかったとしている。

こうした神経戦は、ホルムズ海峡やイランの核開発計画など主要争点を巡り、双方の隔たりが依然大きいことを映している。ウラン濃縮停止の期間、備蓄分の処理方法、ホルムズ海峡の管理方式などで接点を見いだせていないためだ。

もっとも、トランプ氏はイランへの圧力を強めつつ、対話の余地は残している。イラン国営メディアは、アラグチ外相がオマーン訪問を終えた後、ロシアへ向かう前に再びパキスタンを訪れる予定だと報じており、今後の協議再開の可能性に関心が集まっている。

イラン国営IRNA通信は4月25日、外務省の話として、アラグチ外相が「オマーン日程を終えた後、ロシアへ向かう前に再びパキスタンを訪れる予定だ」と伝えた。アラグチ外相の当初の日程はパキスタン、オマーン、ロシアの歴訪だったが、オマーンに向かった後、再びパキスタンへ戻ることになった。

IRNAによると、アラグチ外相が率いる代表団の一部は、停戦を巡る協議を進め、必要な指示を受けるためイランのテヘランに戻った。

この関係者らは4月26日夜、イスラマバードでアラグチ外相と合流する予定だ。アラグチ外相が当初伝えられていた日程と異なりパキスタンへ戻る目的は、現時点では明らかになっていない。

オ・ジョンミン 韓経ドットコム記者 blooming@hankyung.com

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