概要
- ドナルド・トランプ米大統領が出席したWHCA夕食会で、武装した男の発砲により行事が中断されたと伝えた。
- トランプ大統領にとってこのWHCA夕食会は、過去にバラク・オバマ前大統領の嘲弄を受け、大統領選挑戦の決断に影響を与えた場でもあったと伝えた。
- トランプ大統領は30日以内にあらためて記者団との夕食会を開く予定だとソーシャルメディアで明らかにした。
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4月25日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領が出席したホワイトハウス記者協会(The White House Correspondents' Association、WHCA)の夕食会は、武装した男が会場への侵入を図って発砲し、会場が一時騒然となった。米国では歴史ある行事として知られ、憲法修正第1条に明記された「表現の自由」を改めて確認し、記念する場として1921年から毎年開かれてきた。

この夕食会は、表現の自由と報道の自由の価値を再確認するとともに、報道関連の奨学金を支援する役割も担う。報道関係者だけでなく、政界や官界、大衆文化界の著名人も大勢集まる珍しい催しだ。
1924年に第30代大統領カルビン・クーリッジ氏が出席して以降、4月25日のトランプ大統領(第45、47代)まで、歴代の米大統領は少なくとも1度はこの行事に出席してきた。大統領と報道機関の関係において避けて通れない通過儀礼とされてきた。
最大の見どころは大統領の演説だ。自虐を交えたジョークや、際どい風刺を盛り込むのがWHCA夕食会での大統領演説の伝統となっている。
今回、現職大統領として初めてこの行事に出席したトランプ大統領は、WHCA夕食会と因縁のある大統領として記録されそうだ。WHCA夕食会は過去にも、トランプ氏に苦い記憶を残した場だった。
2011年の行事では、当時のバラク・オバマ大統領が、トランプ氏が唱えていた自身の国外出生説に触れ、ハワイでの出生記録が公開された事実を改めて示した。そのうえで「これでトランプ氏は、月面着陸が捏造だったのか、ロズウェルで何が起きたのかに集中できる」とあざけった。さらにトランプ氏の大統領選出馬説を持ち出し、会場では「トランプ・ホワイトハウス・リゾート・コンド」と書かれたホワイトハウス風ホテルの合成画像も映し出した。
当時、苦笑いを浮かべながら会場で演説を聞くトランプ氏の姿は広く拡散された。2015年にもオバマ大統領は、大統領選への挑戦を何度もにおわせながら見送ってきたトランプ氏に対し、「あれ、まだここにいたのか」と皮肉った。
公衆の面前で恥をかかされたこうした記憶が、トランプ大統領が大統領選への挑戦を決意する一因になったとの指摘が出ていた。実際、トランプ大統領は第1次政権の4年間を通じてWHCA夕食会を欠席した。続く第2次政権初年の昨年も出席しなかった。政治関係者の間では、オバマ前大統領の演説を巡る記憶に加え、おおむね自身に批判的な既成メディアへの不信感が影響したとみる向きが多かった。
そのトランプ大統領が今年、初めて現職大統領としてWHCA夕食会に出席したことで、演説内容に関心が集まった。だが、武装した男による発砲で、行事のハイライトである演説は実現しなかった。
トランプ大統領はソーシャルメディアで、30日以内にあらためて日程を設定し、記者団との夕食会を開く予定だと明らかにした。ただ、主催者はホワイトハウスではなくWHCAであり、2000~3000人規模の行事を1カ月以内に再び開けるかどうかは見通せない。
パク・スビン 韓経ドットコム記者 waterbean@hankyung.com

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