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イラン、ホルムズ海峡再開と停戦の先行合意案を提示 核協議は後段に

出典
Suehyeon Lee

概要

  • イランはパキスタンの仲介を通じ、ホルムズ海峡の再開戦争終結を優先して合意する案を米国に提案したとされる。
  • この案が受け入れられた場合、ホルムズ海峡の封鎖解除によって米国の交渉上のてこ圧力手段が弱まる恐れがある。
  • ホワイトハウスは、メディアを通じて交渉はせず、イランの核兵器保有を認めない条件でのみ合意が可能だとの立場を維持している。

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写真:somkanae sawatdinak/Shutterstock
写真:somkanae sawatdinak/Shutterstock

米国とイランの協議が行き詰まるなか、イランがパキスタンの仲介を通じて新たな合意案を米国側に示したことが分かった。

米ニュースサイトのアクシオス(Axios)が4月26日に報じた。イランは、ホルムズ海峡の再開と戦争終結を先に合意し、核協議はその後の段階で進める案を米国側に提案した。

今回の提案は、協議の膠着を打開するとともに、核開発計画を巡るイラン国内の意見対立を回避する狙いがある。イラン指導部内では、ウラン濃縮の停止や核物質の処理範囲を巡って立場の違いがあるとされる。

ただ、この案が受け入れられれば、米国はイランに対する交渉上のてこを失う可能性がある。ホルムズ海峡の封鎖解除と停戦が先に実現すれば、その後の核協議で米国の圧力手段が弱まるとの懸念が出ている。

これに先立ち、トランプ米大統領は海上封鎖を維持する考えを強調していた。最近のインタビューでは「イランは原油輸出が止まれば深刻な圧力を受ける」と述べ、封鎖が交渉カードとして機能しているとの認識を示した。

一方、両国の協議は週末の間も進展しなかった。アッバス・アラグチ外相(Abbas Araghchi)はパキスタンを訪れて協議したが、目立った成果はなく終了した。その後、オマーンを経て再びパキスタンを訪れ、追加協議を続けたという。

イランはパキスタンのほか、エジプト、トルコ、カタールなどの仲介国と協議し、今回の提案を調整したもようだ。提案はすでにホワイトハウスに伝達されたが、米国が受け入れるかどうかは確認されていない。

ホワイトハウスは「米国はメディアを通じて交渉しない。イランの核兵器保有を認めないことを条件にのみ合意は成立する」との立場を示した。

Suehyeon Lee

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shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
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