概要
- ステートストリートは2026年末までにルクセンブルクでトークン化ファンドサービスを始める計画を明らかにした。
- 今回のサービスでは、ファンドの設定・管理・保管・移管代理機能をトークン化ファンドまで広げ、全工程をデジタル資産プラットフォームで支援する。
- 同社は既存ファンドとトークン化ファンドを同一の運営モデルと統合されたリスク管理・規制順守体制の下で並行運用する方針だ。
期間別予測トレンドレポート



世界的なカストディ銀行のステートストリート(State Street)が、トークン化ファンドサービスの導入を進める。伝統的な金融インフラのオンチェーン移行を加速させる狙いだ。
暗号資産専門メディアのザ・ブロックは4月28日、ステートストリートが2026年末までにルクセンブルクでトークン化ファンドサービスを始める計画だと報じた。サービスは子会社のステートストリート・インベストメント・サービシズ(State Street Investment Services)を通じて提供する。
サービスの中核は、ファンド設定や管理、保管、移管代理といった既存機能の対象をトークン化ファンドまで広げる点にある。トークン化ファンドは、持ち分の構造や運用の仕組みをブロックチェーン基盤で構築した投資商品を指す。
同社はデジタル資産プラットフォームを通じ、トークン化ファンドの発行から管理、保管まで一連の業務を支援する方針だ。既存ファンドとトークン化ファンドを同一の運営モデルの中で併せて管理できるよう設計した。
トークン化ファンドは既存商品を置き換えるのではなく、同じ機関投資家向けの枠組みの中で並行して運営する想定だ。これに合わせ、リスク管理や規制順守、顧客インターフェースも統合して提供する。
最初の展開先にルクセンブルクを選んだのは、ファンド産業の基盤が厚く、デジタル資産を巡る法制度も整っているためだ。ただ、実際のサービス開始時期は規制当局の承認や運営準備の状況によって変動する可能性がある。
ステートストリートは2026年3月時点で、約54兆5000億ドルの保管・管理資産と5兆6000億ドルの運用資産を持つ世界的な金融機関だ。足元ではトーラス(Taurus)と協力し、デジタル資産のカストディーやトークン化事業を拡大してきた。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.





