概要
- ビットコインは7万9000ドルを上回った後、7万6500ドル前後まで押し戻され、8万ドル再突破への期待にブレーキがかかった。
- ミシガン大学の消費者信頼感指数の急低下とインフレ期待の上昇が金融政策の緩和期待を抑え、米連邦準備制度理事会(Fed)の政策金利据え置き観測を強めた。
- 現物ビットコイン上場投資信託(ETF)への資金流入と分散型金融(DeFi)関連トークンの底堅い動きが注目される一方、ビットコインはトレンドライン割れと短期移動平均線下回りで追加調整の可能性も意識されている。主要な移動平均線を回復すれば上昇再開の可能性もある。
期間別予測トレンドレポート



ビットコインは戻り歩調を維持しているものの、8万ドルの再突破期待には急ブレーキがかかっている。マクロ経済指標が上値余地を抑えているためだ。
4月28日付のコインデスクによると、ビットコインは週初に7万9000ドルを上回った後、7万6500ドル前後まで押し戻され、上昇基調が鈍った。3月末に6万5000ドル割れから始まった反発局面は、いったん息継ぎに入った格好だ。
市場では、最近公表された経済指標が力強い上昇ラリーを支え切れていない点に注目が集まっている。ミシガン大学の消費者信頼感指数は49.8と過去最低水準を記録した。イランを巡る地政学的緊張に伴うインフレ圧力が影響したとみられる。
インフレ期待も急速に高まった。1年先の期待インフレ率は4.8%と前月の3.8%から大きく上昇した。5年先から10年先の長期期待インフレ率は3.5%となり、2025年10月以来の高水準を付けた。
こうした流れは、金融政策の緩和期待を抑える要因になり得る。インフレ期待が高まれば、中央銀行は利下げや流動性供給に慎重にならざるを得ないためだ。
市場では、米連邦準備制度理事会(Fed)が今週の政策金利を3.5〜3.75%で据え置くとみている。同時に、日本銀行の利上げの可能性も一部で織り込まれている。
暗号資産市場の内部要因も相場に影響している。現物ビットコイン上場投資信託(ETF)への資金流入が価格を支える重要な変数として注目されるなか、ケルプDAO問題への対応が進み、分散型金融(DeFi)関連トークンは相対的に底堅く推移している。
一方、テクニカル面では上昇一服のシグナルも出ている。ビットコインは最近、上昇トレンドラインを下抜けた。短期移動平均線も下回って推移しており、追加調整の可能性が意識されている。ただ、主要な移動平均線を回復すれば、上昇基調が再開する余地もある。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.





