概要
- エネルギー供給の混乱長期化への懸念から国際原油が急騰し、ニューヨーク株式市場の主要指数は高安まちまちで引けた。
- 米連邦準備理事会(Fed)は政策金利を据え置いたが、市場はこれをタカ派と受け止め、国債利回りは上昇した。
- アルファベットやアマゾンなど大型ハイテクの好決算期待と時間外での上昇が、指数の下げ幅を抑えた。
期間別予測トレンドレポート



ニューヨーク株式市場では主要3指数が高安まちまちで引けた。エネルギー供給の混乱が長引くとの警戒から原油相場が急騰する一方、大型ハイテク企業の好決算期待が相場を下支えした。
4月29日のニューヨーク証券取引所(NYSE)で、ダウ工業株30種平均は前日比280.12ドル(0.57%)安の4万8861.81ドルで終えた。S&P500種株価指数は2.85ポイント(0.04%)安の7135.95、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は9.44ポイント(0.04%)高の2万4673.24で引けた。
エネルギー供給の混乱が想定より長期化するとの警戒が強まり、国際原油相場が急騰したことが投資家心理を冷やした。
米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は4月28日、ドナルド・トランプ米大統領がイランの核放棄を迫るため、対イランの長期的な海上封鎖を準備するよう側近に指示したと報じた。
米ニュースサイトのアクシオスなどは、トランプ大統領が最近、石油業界幹部と非公開で会談し、対イラン戦争に伴うエネルギー市場への影響と対応策を協議したと伝えた。トランプ政権はこの場で、対イラン海上封鎖がさらに数カ月続きうるとの認識を共有したという。
国際指標の北海ブレント先物はこの日、6.1%高の1バレル118.03ドルで終えた。取引時間中には119.76ドルまで上昇し、2022年6月以来およそ4年ぶりの高値を付けた。
米連邦準備理事会(FRB)はこの日、市場予想通り政策金利を3.50〜3.75%に据え置いた。市場参加者は今回の決定をタカ派寄りと受け止めた。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウオッチによると、金利先物市場は4月29日時点で、FRBが12月までに政策金利を0.25ポイント以上引き上げる確率を約12%と織り込んだ。前日は0%だった。
一方、投資家はこの日の通常取引終了後に控えた大型ハイテク各社の決算発表に強気の見方を維持しており、指数の下げ幅は限られた。
アルファベット(Alphabet)は第1四半期の売上高と利益がともに市場予想を上回るサプライズ決算となり、時間外取引で6%超上昇した。アマゾン(Amazon)もクラウド事業が3年ぶりの高い四半期成長率を示し、時間外取引で4%超上げた。
債券市場では利回りが上昇した。原油高の長期化への警戒に加え、FRBのタカ派姿勢が意識されたためだ。電子取引プラットフォームのトレードウェブによると、米10年国債利回りはニューヨーク株式市場の取引終了時点で4.42%と、前日比0.06ポイント上昇した。3月末以来、約1カ月ぶりの高水準となった。金融政策の変化に敏感な米2年国債利回りも同時点で3.94%と、前日比0.09ポイント上昇した。
コ・ジョンサム 韓経ドットコム記者 jsk@hankyung.com

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