ストーリー育成のポセイドン、AI学習データ投稿アプリ「ヌモ」公開
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人工知能(AI)ベースの知的財産(IP)ブロックチェーン基盤「ストーリー(Story, IP)」が育成した分散型AIデータインフラ「ポセイドン(Poseidon)」は4月30日、データ投稿アプリ「ヌモ(Numo)」をアーリーアクセス形式で公開したと発表した。
ヌモは、利用者がAI学習用データを直接提供し、その対価として報酬を受け取れるよう設計したアプリだ。一般利用者も音声データをはじめとする多様なデータの収集に参加できるのが特徴という。
ポセイドンは先行ベータテストで、約3週間に17言語で3万3000時間超の音声データを確保した。分散型データ収集モデルの可能性を確認しており、今回のヌモ公開は実証結果を踏まえてサービスの裾野を広げる段階と位置づけられる。
当初はベンガル語、ヒンディー語、タミル語、テルグ語など主要言語の音声データ収集に注力する。これらの言語は利用者規模に比べて高品質な学習データが不足しており、AI音声システムで十分に反映されてこなかった領域だ。
今後は対応言語と対象国を広げる。動画、画像、動作、センサーデータなどへ収集範囲を拡大し、次世代AI学習インフラへ発展させる計画だ。
あわせて、データ収集から活用までの全工程をブロックチェーンベースで管理する仕組みを採用する。ヌモを通じて集めたデータは生成時点からストーリーブロックチェーンに記録され、ライセンスも付与される。データの出所と権利関係を明確にできるよう設計した。
ストーリーの最高AI責任者(CAIO)で、ポセイドンプロジェクトの主席科学者を務めるサンディープ・チンチャリ氏は「AIが現実世界で適切に機能するには、現実の言語、声、環境がデータに十分反映される必要がある」と語った。そのうえで「ヌモは誰もがAIの発展に貢献し、報酬を受け取れるよう設計した投稿アプリだ。権利関係を明確に整理した高品質データを基盤に、AIモデルの精度と信頼性を高め、実環境で活用できるAIサービスの拡大を可能にする」と強調した。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.





