ヘグセス米国防長官「停戦中は戦争でない」 戦争権限法の60日規定は適用外と主張

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 米上院の公聴会で、ピート・ヘグセス米国防長官は、イラン戦争は現在 停戦 状態にあるため、戦争権限法の 60日規定 は適用されないと明らかにした。
  • 議会では、イランの 強硬政権濃縮ウランの備蓄量核開発計画 がそのまま維持されており、確かな 戦略 を欠く武力行使は長期的な敗北につながりかねないと指摘された。
  • ヘグセス長官は、イランの 核兵器保有 を阻止したことは歴史的成果だと強調し、これをおとしめる勢力を低劣な 敗北主義者 だと一蹴した。

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写真:Shutterstock
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ピート・ヘグセス米国防長官は5月30日(現地時間)、米上院の公聴会に出席し、戦争権限法に基づく60日規定について、イランとの戦闘は現在停戦中のため適用対象にならないとの認識を示した。

ヘグセス長官は、議会の承認なしに大統領が軍事行動を続けられる期間を60日と定めた同法を巡り、「われわれは停戦状態にある。60日という時計はいったん止まる、というのがわれわれの考えだ」と語った。

1973年に成立した戦争権限法は、60日以内に議会承認を得るか、戦闘を終結させるよう求めている。米軍の安全確保を理由に30日の延長を要請できるが、この場合も議会の承認が必要となる。トランプ大統領はイスラエルとともに2月28日に戦争を始め、議会に作戦開始を通知したのは3月2日だった。3月2日から60日を起算すると期限は5月1日に切れる。ただ、過去にもこうした規定が十分に順守されなかった例は少なくない。

米国は5月7日、イランとの停戦を発表した。その後もレバノンではイスラエルとヒズボラの交戦が続いているが、米国とイランは直接の戦闘を避けている。一方で、ホルムズ海峡の海上封鎖とそれに対抗する過程で、米国がイラン船舶を攻撃し拿捕した事例はあった。

5月30日の公聴会では、民主党議員らがヘグセス長官を厳しく批判した。トランプ米大統領にイラン戦争の実情を十分伝えておらず、米軍勝利のイメージを演出するため「危険なほど誇張した発言」を繰り返してきたという内容だ。

ヘグセス長官の冒頭発言中には、一部のデモ参加者が公聴会で「戦犯」などと叫び、議事進行を妨げる場面もあった。上院軍事委員会の民主党筆頭委員を務めるジャック・リード上院議員(ロードアイランド州)は「イランの強硬政権はなお健在で、濃縮ウランの備蓄量もそのままだ。核開発計画も依然として実行可能な状態にある」と指摘した。

リード議員は「成功を言い切ることは、最高司令官にも、その言葉を信じて命を懸けて戦った兵士らにも、かえって害になり得る」とも述べた。そのうえで「米軍は英雄的な働きをしたが、確かな戦略を欠いた武力行使は長期的な敗北につながるだけだ」と強調した。

これに対しヘグセス長官は、前日に続いて5月30日も「いまわれわれが直面する最大の敵は、無謀な反対論者と一部共和党議員による敗北主義的な発言だ」と反論した。自らを批判する勢力については「就任2カ月で47年にわたる脅威に立ち向かい、どの大統領も持ち得なかった勇気でイランの核兵器保有を阻止した歴史的成果と莫大な努力をおとしめようとする、低劣な敗北主義者だ」と切り捨てた。

ワシントン=イ・サンウン 韓経ドットコム(Hankyung.com)特派員 selee@hankyung.com

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