概要
- 国際原油相場は、ドナルド・トランプ米大統領の ホルムズ海峡での船舶移動支援 表明と イラン協議進展への期待 を受けて下落した。
- ブレントは1バレル 108ドル を下回り、3営業日続落 した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル 101ドル前後 で取引された。
- 市場では、地政学的緊張の緩和期待に伴う 短期的な反応 との見方がある一方、根本的な緊張が解消したわけではない との指摘も出ている。
期間別予測トレンドレポート



国際原油相場が下落した。ドナルド・トランプ米大統領がホルムズ海峡での船舶の安全な移動を支援すると表明し、イランとの協議進展への期待も相場の重荷となった。
5月3日にブルームバーグが報じたところによると、北海ブレント先物は1バレル108ドルを下回り、3営業日続落した。米国産標準油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)も1バレル101ドル前後で取引された。
トランプ大統領は5月3日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、中東紛争と無関係の国の船舶がホルムズ海峡で足止めされていると投稿し、米国が安全な移動を支援すると明らかにした。措置は5月4日から始める予定だと説明した。
米国とイランの協議が前向きに進んでいるとも述べ、地政学的緊張の緩和期待も強まった。イランも米国側の提案を検討しているという。
これに先立ち、国際原油相場は米国とイランの衝突激化を背景に、ホルムズ海峡封鎖への警戒が強まり、今年に入って急騰基調が続いていた。とりわけ米国とイランの二重封鎖を巡る状況を受けて原油供給の混乱懸念が広がり、ブレントは前週に2022年以降で最高水準まで上昇した。
もっとも、市場では今回の下落を緊張緩和期待を映した短期的な反応とみる向きもある。カロバール・キャピタルのハリス・クルシド最高投資責任者(CIO)は「市場は緊張緩和のシグナルに反応し、地政学的プレミアムの一部を巻き戻している」と分析した。そのうえで「根本的な緊張が解消したわけではない」と付け加えた。
一方、トランプ大統領は船舶の移動が妨げられた場合、強硬に対応する可能性も示唆した。「人道的な手続きが妨げられれば、強力に対応せざるを得ない」と警告した。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.





