期間別予測トレンドレポート


韓国総合株価指数(KOSPI)は中東情勢の不透明感が残るなかでも、韓国企業の業績上振れ期待を支えに6900台へ乗せ、過去最高値を更新した。SKハイニックスがサムスン電子に続き韓国株式市場で史上2社目となる時価総額1000兆ウォン(約105兆円)超に達するなど、半導体株が相場をけん引した。

5月4日のKOSPIは前営業日比5.12%高の6936.99で取引を終えた。終値ベースの従来高値だった4月29日の6690.9を上回り、過去最高値を付けた。7000台まで残りは約63ポイントとなった。
前週のニューヨーク株式市場では主要指数がそろって過去最高値を更新し、投資家心理が改善した。S&P500種株価指数は2日連続で最高値を更新し、ナスダック総合株価指数も終値で初めて2万5000を上回った。
ドナルド・トランプ米大統領がホルムズ海峡に足止めされた第三国の船舶について、安全な退避を支援する考えを示したことも追い風になった。国際原油価格が下落し、株価指数の上昇を後押しした。
最大の上昇要因は相場の基礎体力の強さだ。サムスン証券のヤン・イルウ研究員は「イラン戦争のさなかでも世界的な流動性拡大が続いており、KOSPIの利益モメンタムは持続する」と述べた。さらに「SKハイニックスの米国預託証券(ADR)上場などで再評価が進めば、これまでPBRが低かった金融や自動車にも見直しの流れが広がり得る」と指摘した。
指数上昇を主導したのは外国人投資家と機関投資家だった。両者はこの日、韓国取引所の有価証券市場でそれぞれ3兆9633億ウォン(約4160億円)、2兆5227億ウォン(約2650億円)を買い越した。個人投資家は6兆3003億ウォン(約6610億円)の売り越しだった。
相場を押し上げた中心は半導体株だ。SKハイニックスは12.52%高の144万7000ウォン(約15万2000円)で取引を終え、時価総額は1000兆ウォン(約105兆円)を突破した。実額では約1031兆ウォン(約108兆円)に達した。時価総額1000兆ウォン超はサムスン電子に続き、韓国株式市場で史上2社目となる。サムスン電子も5.44%高の23万2500ウォン(約2万4000円)で引けた。
未来アセット証券のキム・ヨンゴン研究員は「米巨大テック企業による高帯域幅メモリー(HBM)の需要は底堅く、業界の長期供給契約の動きも前向きだ」と分析し、SKハイニックスの目標株価を200万ウォン(約21万円)とした。
主力半導体2銘柄に加え、優先株のサムスン電子優先株は7.14%高、SKスクエアは17.84%高、サムスン電機は10.34%高とそろって上昇した。
電線株と証券株も半導体株高を支えた。電線株ではイルジンホールディングスが29.94%高、サニル電機が25.19%高、カオン電線が19.46%高、イルジン電機が17.71%高、大元電線が15.28%高となった。証券株ではサムスン証券が27.81%高、ユアンタ証券が14.86%高と急騰した。人工知能(AI)関連投資の恩恵への期待と株式市場活況への期待が、それぞれ材料になった。
韓国店頭株市場のコスダック指数も過去最高値に迫った。5月4日のコスダック指数は前営業日比1.79%高の1213.74で取引を終え、過去最高値の1226.18に一段と近づいた。
ウォン相場は大幅に上昇した。5月4日のソウル外国為替市場で、対ドルのウォン相場は前営業日比20.5ウォン高・ドル安の1ドル=1462.8ウォンで日中取引を終えた。
ノ・ジョンドン 韓経ドットコム記者 dong2@hankyung.com

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