2年で年間売上13兆5,000億円...OpenAIの超高速成長を牽引したChatGPT

OpenAIは、人工知能（AI）チャットボットChatGPTをリリースしてから約2年半で年間リカーリング売上（ARR）100億ドル（約13兆5,520億円）を突破しました。

米経済メディアCNBCおよびReuters通信などが9日（現地時間）に報道したところによると、OpenAI側はARRの100億ドルには最大投資家であるMicrosoft（MS）とのライセンス収益や大口の単発契約は含まれていないと説明しています。

ARRとは、12ヶ月間のサブスクリプション契約を通じて企業が得ると予測される収益を意味します。サブスクリプションサービスベースのビジネスで年間売上規模を示す主要な指標として使用され、OpenAIのARRには個人消費者向けChatGPT有料サービスや法人向けサービス収益などが含まれています。

昨年12月時点のOpenAI ARRは55億ドル（約7兆4,536億円）でした。しかし、6ヶ月で売上規模がほぼ2倍に急増しました。業界ではOpenAIの爆発的成長の背景としてChatGPT利用者の増加を挙げています。

OpenAIは2022年末にChatGPTを初めてリリースしました。その後、翌年に法人向けサービスをリリースしました。OpenAIによれば、今月初め時点で300万社の企業を有料顧客として確保しており、これは今年2月の200万社から100万社増加した数字です。3月末時点でChatGPTの週間アクティブユーザー数は5億人を超えました。

ChatGPTのユーザー数が増加するにつれて売上成長も期待されています。CNBCは匿名の情報筋を引用し、OpenAIが2029年までに1,250億ドル（約169兆4,000億円）の売上を目標としていると伝えました。

Kim So-yeon Hankyung.com記者 sue123@hankyung.com