中東情勢の緊張により、国際原油価格が77.62ドルを記録…一時14%急騰

ソース
Bloomingbit Newsroom

概要

  • 中東情勢の緊張激化により国際原油価格が一時14%急騰、77.62ドルを記録したと報じられた。
  • イランがホルムズ海峡を封鎖した場合、原油価格が130ドルまで上昇する可能性があるとの見方が示された。
  • 国際原油価格の急騰がインフレの深刻化とスタグフレーション懸念を再び浮き彫りにしていると伝えられた。

13日、WTIは取引中に77.62ドルを記録

鈍化傾向だったインフレへの再燃懸念

イランがホルムズ海峡を封鎖した場合

「原油価格は130ドルまで上がる可能性も」

写真=チャットGPT
写真=チャットGPT

イスラエルがイランを空爆したとのニュースを受け、国際原油価格が急騰しています。ドナルド・トランプ政権の関税政策による物価上昇への懸念が高まる中、国際原油価格まで不安定となり、インフレーション圧力が強まる様相です。

7月物のWest Texas Intermediate(WTI)先物価格は13日、1バレルあたり77.62ドルを記録し、前日比約14%上昇した取引中最高値となりました。8月物Brent Crude先物価格も前日比9%以上上昇し、取引中78.5ドルをつけました。

中東は世界の原油生産の3分の1を担っています。さらにイランは石油輸出国機構(OPEC)で3番目に原油生産量が多く、今回の供給問題は原油市場に大きな影響を与えることとなりました。

市場では、イランが主要な原油輸送路であるストレイト・オブ・ホルムズを封鎖したり、ここを通過するタンカーを攻撃する可能性も指摘されています。ストレイト・オブ・ホルムズは中東産原油とガスの輸出ルートであり、世界の液化天然ガス(LNG)の3分の1、原油の6分の1が通過しています。日本への中東産原油もこの海峡を通って輸入されています。

投資銀行JP Morgan Chaseは、以前からストレイト・オブ・ホルムズが封鎖されたり、軍事衝突が中東全域に波及した場合、深刻な状況では原油価格が1バレル130ドルまで上昇する可能性もあると予測していました。

国際原油価格の急騰は、コロナ19パンデミック以来ようやく落ち着きを見せていた世界各国のインフレーションに再び火をつける可能性があります。特に最近、トランプ政権の関税政策によって雇用や消費の鈍化が予想されているなか、物価まで上昇すれば、1970年代の米国が長期間経験したスタグフレーションに悪化するおそれもあります。

一方、トランプ大統領は同日、ホワイトハウスのイベントで、Jerome Powell米国連邦準備制度理事会(FRB)議長を解任する考えはないと改めて強調しつつも、利下げを実施していないことについて「バカだ」と発言しました。トランプ大統領は「金利を2ポイント引き下げれば、米国は毎年6000億ドルを節約できる」と述べ、連邦政府の借入コスト問題を指摘しました。

ニューヨーク=朴信英特派員 nyusos@hankyung.com

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