安全資産志向で金価格に続いて銀価格が急上昇…通帳・ETFも「シルバーラッシュ」

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 13年ぶりの高値を記録した銀価格が投資家の間で大きな関心を集めていると伝えた。
  • シルバーバンキングETFなど関連投資商品の収益率が急騰し、投資が拡大していると述べた。
  • 銀は金よりもボラティリティが大きく、投資時には税金や手数料など追加コストもしっかり考慮すべきだと助言した。

銀価格が13年ぶりの高値

シルバーバンキングに大口資金

ドル安・貿易摩擦の影響も重なり

銀価格は今年だけで25%上昇

価格が上がっても投資熱は冷めず

関連口座は1704件増加

ETF・ETNの収益率も急騰

下半期には40ドルを超える見込み

「銀はボラティリティが大きい」と慎重論も

税金・手数料も考慮が必要

金価格の上昇がやや落ち着く中、銀(Silver)価格が急上昇し注目を集めている。米国の財政悪化懸念などにより安全資産への志向が強まる中、銀にも投資資金が大量流入する雰囲気だ。シルバーバンキング(銀預金)や上場投資信託(ETF)など、様々な関連商品に資金が殺到している。専門家らは銀価格がさらに上昇する可能性を指摘する一方、景気変動による下落リスクも考慮すべきだとしている。投資にかかる税金や手数料なども慎重に確認すべきと助言している。

◇シルバーバンキング残高600億ウォン突破

15日、米ニューヨーク商品取引所(COMEX)によると、銀先物(7月渡し)価格は12日、トロイオンス当たり36.46ドルまで上昇した。今年に入って24.6%急騰した。10日の日中には37.02ドルまで跳ね上がり、2012年2月29日(37.23ドル)以来、13年3カ月ぶりの最高値を記録した。世界的な貿易摩擦・財政悪化懸念による米ドル・米国債の同時安で安全資産投資需要が急増し、銀価格が急騰したとの分析だ。産業現場での需要増も銀価格上昇の要因とされる。銀は半導体、電子機器、太陽光パネルなど幅広い産業で使用されている。

安全資産の代表格である金価格が先に大きく上昇した結果、比較的上昇幅の小さかった銀に注目が集まった面もある。12日時点の金・銀交換比率(先物価格基準)は93.7倍で、1年前(79.6倍)より大幅に上昇した。この指標は金1オンスを購入するのに必要な銀の量を示している。

価格が繰り返し上昇する中、国内でも銀投資熱が高まっている。シンハン銀行のシルバーバンキング残高は12日現在627億ウォンで、昨年末(445億ウォン)より40.8%増加した。口座数(1万8580件)も同期間に1704件増加した。シンハン銀行は韓国の市中銀行で唯一シルバーバンキング商品を販売している。

証券口座を通じた投資商品の収益率も上昇している。「KODEX銀先物(H) ETF」は今年に入り19.0%(13日基準)上昇した。「サムスン・レバレッジ銀先物(H)上場指数証券(ETN)」も同期間で36.7%上昇した。

◇供給を超える需要

金融市場では当面、銀価格の上昇が続くとみている。安全資産志向が根強く、供給不足の状態が続いているからだ。シルバーインスティテュートによると、昨年の世界の銀供給量は約10億1510万オンスで、需要量(約11億6410万オンス)より1億4900万オンス少なかった。この機関は、今年も需要が供給を1億オンス以上上回ると予測した。

ただし工業素材としての性格を持つため、景気が悪化すれば価格が下がる可能性も指摘されている。黄炳鎮NH投資証券研究員は「現状のトレンドなら下半期には銀価格が40ドルを超える可能性が高い」としつつ、「銀は金より価格変動が大きいため、内外経済状況によって短期的に大きく下落することもあり得る」と話した。

投資にかかる各種コストも要注意とされる。銀貨やシルバーバーを直接購入すれば付加価値税10%がかかる。売買益には課税されないが、取引手数料などを勘案すると価格が最低15%以上上昇して初めて利益が出る。シルバーバンキングやETF経由での投資には売買益に対して配当所得税15.4%が課される。

金鎮成 記者 jskim1028@hankyung.com

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