概要
- 中国は2024年上半期に輸出2,500兆ウォン、貿易黒字810兆ウォンと過去最高を記録したと発表した。
- 対米輸出が減少する中、東南アジアおよび中東への鉄鋼などの輸出多角化を推進したと伝えた。
- アメリカの関税変動や転送規制が中国の輸出の強さ維持のカギとされていると述べた。
上半期の輸出2,500兆ウォン、貿易黒字810兆ウォンで過去最高
対米輸出が減少する中、東南アジア・中東で鉄鋼などの輸出拡大

中国は6月に輸出が急増し、今年上半期に約5,860億ドル(810兆ウォン)という過去最大規模の貿易黒字を記録した。対米輸出が減少するなか、東南アジアへの輸出を大幅に拡大し、鉄鋼製品などは中東市場などに集中的に輸出したことによるものと解釈される。
14日(現地時間)、中国税関総署は今年6月の輸出が前年同期比で5.8%増の3,250億ドル(約449兆ウォン)となったと発表した。これにより、上半期全体の輸出額は1兆8,100億ドル(2,500兆ウォン)で過去最高となり、貿易黒字も5,860億ドルで過去最大規模となった。
ブルームバーグによると、中国の6月の輸出はエコノミスト予想の中央値を大きく上回った。6月の輸入も1.1%増加した。
アメリカへの輸出は6月、前年同期比で16.1%減少した。5月には34%以上も大きく減少した。中国企業はアメリカ向け輸出の減少分を、他市場での販売増加で補った。中国の10の東南アジア諸国への輸出は前年同期比17%急増した。
対米輸出減少を迅速に他地域に転換したのは、中国工場の回復力を示すものだ。
特に鉄鋼製品は、関税が課されないインドネシアなど東南アジア諸国や中東、とくにサウジアラビアへの輸出が大幅に増加した。これにより、半製品鉄鋼の輸出は今年最初の5カ月で300%以上増加した。
今後の鍵は、トランプ政権が東南アジア諸国など他国経由でアメリカへ輸送するケースを抑制できるか、抑制された場合に中国の輸出の強さが維持できるかだ。
ゴールドマン・サックス・グループのエコノミスト、アンドリュー・ティルトンはレポートで「中国の輸出回復は主に6月に対米輸出が反発した影響であり、5月のジュネーブ米中貿易協議以降、対中関税が大幅に引き下げられたことが要因」と分析した。
アメリカが中国製品に課した関税は4月初旬に最大145%から55%に引き下げられたが、アメリカの変動する通商政策次第では引き続きリスクが残る。
例えば、ベトナムとの新たな協定では、アメリカはベトナム製品の関税は20%とする一方で、転送と見なされる製品には40%の関税を課し、中国の輸出企業のアメリカ関税回避策に狙いを定めている。これはアメリカ向け中国製品だけでなく、他国のサプライチェーンで使われる部品需要も抑制できる。
予想を上回る貿易指標は、デフレーションや長年続く不動産不況に苦しんできた中国経済に活力を与えている。ブルームバーグが調査したエコノミストによれば、中国の第2四半期GDPは前年同期比5.1%増と予想されている。

Korea Economic Daily
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