テスラが「マスク・リスク」に足を引っ張られる…欧州で販売台数・シェア急落

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • テスラは2四半期連続で市場予想を下回る「アーニングショック」の決算を発表した。
  • 欧州市場におけるイーロン・マスクCEOへの否定的認識などで販売台数シェアが大きく下落したことが明らかになった。
  • UBSなど主要機関は、テスラの目標株価を現在株価より約32%低い215ドルに引き下げたと伝えられている。

世界的な電気自動車メーカーであるテスラが、今年第2四半期に市場予想を下回る「アーニングショック」(業績ショック)レベルの成績を発表した。欧州市場では、米国元大統領ドナルド・トランプの最側近として浮上したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に対して否定的な認識が広がり、販売台数に打撃を与えたという分析も出ている。

23日(現地時間)、テスラは決算発表で第2四半期(4〜6月)の売上高が224億9,600万ドルだったと発表した。前年同期比12%減の数値だ。金融情報会社LSEGの集計による米ウォール街の平均予想(227億4,000万ドル)にも届かなかった。2四半期連続で市場予想を下回った。同期間の1株当たり利益(EPS)と営業利益は、それぞれ23%、42%急減の0.40ドルと9億2,300万ドルに落ち込んだ。

ウォール街では、テスラの第2四半期決算について、10年の歴史上最大の売上減少だと指摘されている。主力事業である自動車部門の売上が前年同期比で約16%減少した影響が大きかった。反トランプ色が強い欧州市場で、今年に入ってマスクCEOがトランプ米政権の政府効率部(DOGE)トップを務め、欧州消費者の反感を買ったことに加え、ドイツの極右政党「AfD」への支持が影響を及ぼしたと分析されている。

欧州自動車工業会(ACEA)が発表した新車登録データによると、5月の欧州全域でテスラの新車登録台数は13,863台と、前年同月(19,227台)から27.9%減少した。テスラの欧州自動車市場シェアも1年間で1.8%から1.2%に低下した。

5月にマスク氏が経営の最前線に復帰したが、当面の突破口を見出せていない様子だ。この日、テスラは通常取引で0.14%上昇して終えたものの、第2四半期決算発表後の時間外取引では4%以上下落の317.87ドルで取引を終えた。

ウォール街も見通しを下方修正している。ウォール街アナリストの目標株価平均は1株305.05ドルだ。今後12ヶ月以内に株価がさらに下落するとの見方も出ている。買い推奨のアナリストは17人だったが、売りと中立はそれぞれ17人と10人だった。スイス最大の投資銀行(IB)であるUBSは、最近「テスラのファンダメンタルズ(基礎体力)は過大評価されている」として、目標株価を215ドルに設定した。現在の株価より約32%さらに下がると予想している。

publisher img

Korea Economic Daily

hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.
この記事、どう思いましたか?