米上院、「SEC・CFTC共同監督体制」を提案…9月までに最終案策定の方針

ソース
Minseung Kang

概要

  • アメリカ合衆国上院銀行委員会は、SECとCFTCが共同監督するデジタル資産の規制フレームワークを公開したと発表した。
  • 草案は「暗号資産」を補完資産と定義し、二元的監督体制を提示しているが、最終案の策定時期は9月に予定されている一方で、年内の立法化の可能性は低いと伝えられた。
  • 今回の規制フレームワークは、ブロックチェーン基盤資産の特性を制度的に反映しようとする試みであると評価されている。

アメリカ合衆国上院銀行委員会は、デジタル資産の監督のための新たな規制フレームワークを公開した。アメリカ合衆国証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)が共同で管轄する「ハイブリッド監督」体制である。

29日、米経済メディアForbesによると、Tim Scott上院銀行委員長およびCynthia Lummisデジタル資産小委員長らは、22日に「2025年責任ある金融革新法(RFIA)」の草案を発表した。草案では暗号資産を「補完資産(ancillary assets)」と定義し、SECは登録免除と開示要件を担当し、CFTCは商品規制権限を維持する二元的監督体制を示している。

ただし、法案推進のスケジュールはやや不透明である。Tim Scott委員長は9月までに最終案を策定する方針だが、議会は農業予算法、国防権限法、政府予算案処理などの主要な日程が集中しており、年内に成立する可能性は低いという見方もある。Forbesは「実際の立法は2026年に延期される可能性がある」と報じた。

今回の草案は、民主党の懸念をある程度反映した措置とも解釈される。Elizabeth Warren上院議員は「デジタル資産が単なる商品として分類された場合、一部企業が投資家保護規制を回避できる」と指摘してきた。今回の草案は、こうした問題を認識しつつも、ブロックチェーン基盤資産の固有の特性を制度的に組み込もうとする試みと評価されている。

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Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
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