徹底的に「トランプ」を研究したイ大統領…先取りする米韓首脳会談

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 今回の米韓首脳会談では造船業協力が主要議題として取り上げられるという。
  • 対米投資、特に米韓造船協力ファンドと投資方式が実質的な議論対象に浮上したとされた。
  • 駐韓米軍役割の再調整と農畜産物追加開放阻止の公式文書化が業界の不安要因として指摘されている。

イ・ジェミョン大統領とドナルド・トランプ米国大統領の米韓首脳会談が25日12時15分から始まる。韓国時間では26日午前1時15分である。今回の会談の議題として駐韓米軍や造船業、対米投資などが取り上げられると予想される中、イ・ジェミョン大統領は国益の最大化に意欲を示し、「トランプ流の交渉術を自ら研究した」と明かした。

イ大統領は25日、日本の東京からアメリカ・ワシントンDCに向かう専用機内で突然の記者懇談会を開き、「(トランプ大統領が)自身の交渉方法を『交渉の技術』、『取引の技術』という本にそのまま記している」とし、「徹底的に研究した」と述べた。彼は容易でない交渉を前に「すでに大きな合意をした状態から『変えよう』と言われて変えることは我々として同意できない」とし、△米と牛肉など農畜産物の追加拡大への懸念を一蹴した。

先月、口頭で妥結された関税交渉において韓国政府は米・牛肉などの敏感品目の『追加開放なし』を確認したが、米側は市場開放拡大を強調し、見解の相違が浮き彫りになっている。文書化の過程で表現の違いによって異なる解釈が生じる可能性が業界の不安要因となっている。

海外メディアは今回の会談の主要議題として△造船業を指摘した。ワシントン・ポスト(WP)は24日の報道で、今回の首脳会談における主要議題として造船業を挙げ、韓国が造船業協力を戦略カードとして用い、米中競争局面の摩擦を和らげようとしていると分析した。米国が日本、韓国など同盟国と海軍の艦船整備・サービス能力を分担する構想の中で、韓国の造船会社が米国の商業・防衛分野の近代化を支える準備を整えているとの評価である。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)も「MASGA(米国の造船業を再び偉大に)」がトランプ大統領の心理を刺激する象徴的なフレーズとなったとして、韓国造船業の協力がトランプ大統領にとって訴求力のあるカードになると展望した。

両岸(中国-台湾)間の対立に関連し、2027年の中国による台湾侵攻の可能性に備えるには、米国が韓国造船業の協力を必要とするとしている。実際にハンファ・オーシャンや現代重工業が在日米軍の非戦闘艦艇修理契約を受注し、規制緩和時には軍艦整備への拡大も取り沙汰されている。会談直後にイ大統領が米国フィリー造船所(ハンファ・オーシャンが昨年買収)を訪問する計画やJ.D. ヴァンス副大統領の同行説もこうした文脈によるものである。

駐韓米軍の役割再調整など敏感なイシューもこの流れの中で議論される可能性が高い。米軍の駐韓米軍撤収検討や駐留費用の引き上げ要求が対立要素となっている。

対米投資も依然として重要な議題だ。NBCは先月22日の報道で、両首脳が韓国の3,599億ドル規模の対米投資パッケージの細部について協議すると展望した。そこには15億ドル規模の米韓造船協力ファンドも含まれており、投資手法は直接投資より融資・保証の性格が強まるとの見方が優勢である。

北朝鮮問題は今回の会談の「突発変数」とされている。トランプ大統領が「朝鮮半島の完全な非核化」目標には共感しつつ、一方で対北政策に関連した突発的な提案が出る可能性が指摘されている。トランプ大統領特有の「結果に固執する」提案が再現される可能性、いわゆる「ノーベル平和賞ドライブ」が交渉の波紋を広げる可能性も学界から警告が出ている。

イ大統領は「トランプ大統領の電撃的提案の可能性」について「トランプ大統領が会談の議題を提起することもできるし、私が提起することもできるが、制限なく必要な話はすべてするつもりだ」とし、「その話は誰がしても一度は必ず出てくるのではないかと思う」と述べた。

さらに「北朝鮮問題は我々にとって非常に重要な課題なので、核問題でも北朝鮮問題でも朝鮮半島の平和と安定に関することは大韓民国の安全保障の中で最も重要なことではないか」とし、「道を一度作ってみる必要がある」と付け加えた。

結局、今回の会談の観戦ポイントは△MASGAに象徴される造船・産業協力の具体化、△駐韓米軍役割の再調整、△対北アジェンダの水準と形式、△農畜産物追加開放の公式文書化などである。

トランプ流の「ビッグディール」とイ・ジェミョン流の「原則・実用」が交錯する初対面で、両首脳がどの地点で「国益最大化」のバランス点を見いだすのかが、明け方のホワイトハウス会談を分けるカギとなる見込みだ。

両首脳の会談は30分間行われる。これは生中継で行われる取材陣との質疑応答の時間も含まれている。両首脳は冒頭発言を終えた後、すぐに質疑応答を開始し、いくつ質問を受けるかはトランプ大統領次第である。

両首脳はその後、12時45分からホワイトハウスのキャビネット・ルームで昼食を兼ねた会談を続ける。これはメディア非公開の日程である。

イ・スルギ(ハンギョン・ドットコム記者) seulkee@hankyung.com

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